禁断の果実編
第67話 光実とレデュエ @
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級から上級まで多様なインベスが集まってゆく。攻撃をしかけて来ない。オーバーロードは森の支配者との能書きは間違いではないらしい。
『我々とハ違う発展ヲ遂げタ文明。トても面白ソうだ』
「――好奇心旺盛だね」
すぐ後ろに大量のインベスがいる恐れは理性で封殺した。
『デェムシュは何の考エもなク君タちの世界ニ出向いタようダが、ワタシも行ッテみたいとハ思ってタ。ロシュオの目ガあの男ニ向いタ今ハ好機ダ。いよいヨ念願ガ叶ウ』
着いたのは、ユグドラシルのベースキャンプがあった場所だった。シドに人工クラック維持装置を壊されてからは、壊れたテントと機材が残されただけの、うらぶれた場所。
「何をするつもりだい」
『向コうニしもべノ気配を感ジる。門さえアレば鍵を開けルのは容易イ』
レデュエが杖槍を掲げるや、空間に亀裂が走った。
光実は息を呑んだ。ユグドラシルが持っていたものと同じ大クラックが開いたのだ。
ヘルヘイムの植物の蔓がクラックを通ってユグドラシル・タワーに流れ込んでいく。
その様を、光実は目を逸らさず、強く拳を握って、見つめていた。
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