第1部
第2話 我、入国ス
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だが……。
「彼<n撃タナカッタノ……?」
あの白い巨人…ロボットは主砲砲塔を潰し、機銃の死角を取ったにも関わらず、あっさりと見逃した。
引鉄を引き絞り、撃鉄を打ち下ろせば、簡単に轟沈出来たと言うのに…。
黒い薄手のワンピースを風に靡かせながら、戦艦棲姫は物想いに耽った。
〈去れ、俺の気が変わらないうちに〉
あのロボットの操縦者の声が、頭の中で鳴り響く。
何故逃がしたのか……彼等にとって自分達は、等しく障害にしかならないと言うのに……。
「何故……」
満月の浮かぶ満天の星空の下、戦艦棲姫は1人、朝日が地平から顔を覗かせるまで、彼≠フ事を考え続けたのだった。
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