のろまなジオン
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「あのシャトルは一体何なのだ!?」
毎度のごとく始まった問い詰めタイム。ただし今回は肝心の問い詰められる側がいないので、とけない疑問に苛立つばかりだった
混乱しているのは突如現れたシャトルがコアファイターを収容して立ち去ったという光景の一部始終を見たものたち全てだった
「ブライト、シロウ大尉なら大丈夫だろう。それより俺たちの方が危ないんじゃないか?ここはジオンの領土だぞ」
「リュウ・・・そうだな。まずは連邦の領土まで行くことが最優先だな」
「安心しろ、大尉ならひょっこり戻ってくるさ」
リュウが上手くフォローを入れることで、乗組員はわからない問題を一旦棚上げすることができた
そのためホワイトベースは順調に空を飛ぶのであった
・・・一方ジオン軍・・・
「シャアどうしたんだ?君ともあろうものが」
「手痛くやられたよガルマ、言い訳の余地すらなく、な。私の若さ故の過ちかもしれん、認めたくはないがな」
シャアの乗ったコムサイを収容したガルマ・ザビの乗るガウの中で2人の旧友は再会を果たすが
状況は酒でも飲みながら昔を懐かしむなんてできるようなものではなかった
「間違いなくあれを墜とせばジオン十字勲章ものだよ」
「そうか。実は既にドップ隊とマゼラアタック隊を向かわせているのだ、墜ちるのも時間の問題だよ。これで姉上にも顔向けできるというものだ」
「そう簡単に墜ちれば、だがな・・・」
シャアのつぶやきは誰の耳にも届かなかった
・・・一方ドップ隊、マゼラアタック隊・・・
「敵は大気圏突入直後で疲労している。一気に叩くぞ!!陸のやつらに手柄を与えるな!!」
「「「おお!!」」」
「空の方が早いか・・・空のやつらが追い込んだのを確実に仕留めるんだ!!」
「「「ハッ!!」」」
戦闘区域付近になったのでドップ隊が先行して攻撃を仕掛けようとした。
・・・・が、それは予想外な妨害によりできなかった
ボォンッッ!!
いきなり1機のドップが爆発したのである。何事かわからなく混乱するドップ隊だがそれを隊長機が鎮める
「うろたえるな!!よく見ろ機雷が置いてあるだけだ!!」
そう、簡易な空中機雷が空域に広く敷かれていたのだ
そのためドップ隊たちはかなり遠回りするハメとなった
「ん?空の方が騒がしいな、奇襲か?」
慌てふためくドップたちを見ている余裕があったのはこの時までだった
ドゴッ!!
数車両が落とし穴にはまっていたのだった。進めば進むほど落とし穴の被害者は増える一方だった
「ええい!!撤退!一時撤退だ!!」
こうして予想外の妨害はジオンの攻撃を2時間遅らせるのであった
・・・一方ホワイトベース・・・
「妙
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