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SWORD ART ONLINE ―穿つ浸食の双刀―
03:昔話
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は、アクティベートを理由にして、逃げるようにその場を離れた。
――僕は、その日から攻略組を辞めた。気付いたんだ。僕の行いは、自己満足。今まで沢山の人に浴びせてきた罵声は、優越感に浸るため。全部全部、僕自身の為。そんな奴が攻略組にいたら、いつまた死人が出ても可笑しくないと。たった一回活躍して指揮を任せられて思い上がって、完璧だと思い込んでいた無理な作戦を押し付けた結果、この体たらくだ。恥ずべきなのは、僕だった。だから僕は攻略組を辞めた??????否、逃げたんだ―――
* * * * *
「――とまあ、こんな感じだよ。つまらない話のご清聴ありがとうございましたっと」
オウカは、さっきからポカンとして固まっている。心を射たれた、なんて事はないだろう。そんな事を考えていた矢先に――
――オウカが、僕の頭を優しく包み込んで、そっと抱き締めていた。
突然の事でビックリしたが、直ぐに僕も、すがるように手を添えた。オウカは優しく、「私は離れませんから、絶対に??????」と呟いていた。僕はそれを聞いて少し心が楽になった。
――嗚呼、この少女はなんて優しいんだろう。――
僕はそう心の中で呟いた。二つの影は、抱き合うような形でしばらく伸びていた――
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