暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
24弾 『武偵殺し』の正体
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ンダントだ。
「!?」
拳銃を向けながら、アリアは眉を寄せる。
彼女は、武偵校の制服を着ていた。
それもヒラヒラな、フリルだらけの改造制服――――だ。
パニエで花のように膨らませたスカートは、さっき台場で理子が着ていたもの。
「今回も、キレイに引っかかってくれやがりましたねえ」
言いながら……ベリベリッ。
アテンダントはその顔面に被せていた、薄いマスクみたいな特殊メイクを自ら剥いだ。
そして、その中から出てきたのは――――
「――――理子!?」
「Bon soir」
驚いた声を出すアリアに、流暢なフランス語で挨拶したのは、やっぱり理子だった。
俺はそんな理子を見て最後のごく僅かだった希望が無くなったことを確認し、皮肉気に尋ねる。
「もうアテンダントのコスプレはいいのか?理子」
「モチのロンだよ。もう充分に堪能したからね。それにミーくんには最初からバレてたみたいだし、やる意味が半減ですよ」
俺の質問にニヤニヤした笑みを浮かべて答える理子。この態度を見る限り、俺が変装に気付いてたことには気づいてたみたいだな。
「ところでミーくん。1つ質問いいかな?」
「なんだ?」
「どうしてミーくんは『武偵殺し』の正体が理子だって気付いたのかなぁ〜?理子、決定的な証拠は出してないつもりだったんだけど」
こればかりは演技ではなく本当に不思議そうに尋ねる理子に、俺は親切にも解説してやることにする。
「まず、一番最初に違和感を覚えたのはさっき、クラブ・エステーラで海難事故の話をした時だ。あの時、おまえは警察の機密資料を見たはずなのに、俺の前の姓のことを知らなかった。でも、資料そのものは持っていた。これによって考えられる可能性は2つ。1つはおまえが単純に見落とした可能性。そしてもう1つは……おまえ自身が『武偵殺し』で、自分で資料を作成した場合だ」
「なるほどなるほど。でも、それだとまだ足りないよね?だってどっちかって言ったら、前者の方が確率高いし、ミーくんが理子を『武偵殺し』だって確信するのは無理でしょ?」
「まったくもってその通り。だから俺は確認した。それも2回にわたって。1回目は俺がこの飛行機に乗り込んだ時。あの時既におまえが――――というより『武偵殺し』がこの飛行機に乗っていることはなんとなく想像がついたからな。で、2回目がついさっき、とある優秀な後輩に頼んでいた調査の結果が出た時だ。その調査の内容は『浦賀沖海難事故と『武偵殺し』の件は何らかの関係性がある、という資料があるか』だ。そして、その調査の結果、そんな資料はどこにもないことがわかった。これであの資料はおまえが作ったものだって確定して、同時におまえが『武偵殺し』だっ
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