暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
第3話:食べる時は食べ、休む時は休む。
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
こんなに可愛いんだよ!?
俺は思わずビアンカを抱き締め、彼女の温もりを堪能する。
願わくば、この時間が永遠である様に……



あぁ……見張り、めんどくせ〜

リュカSIDE END



(魔界)
マリーSIDE

どうやらお母さんは、お父さんと共に見張りをしてくれる様だ。
と言っても、お母さんは途中で寝てしまい、お父さんのお荷物になるだけだろうけど……
まぁお父さんなら、お母さんが側で寝てても問題なく見張りをしてくれるだろう。

周囲の者が『ビアンカさん(お母さん)は常識人だ』と言うけど、お父さんが非常識すぎて目立たないだけで、あの人も十分非常識だと私は思う。
困った一家よね、我が家は……

常識的なのは私を含む少数なんだもの!
家長があの男だから仕方ない事なんだろうけど……
ウルフも最近非常識になりつつあるし、どうしたもんかしらねぇ?

隣で寝息を立てる彼を見詰め溜息を吐いてしまう。
まさかリューノと浮気するとは、考えてもなかった事よね!
もう認め合った事だから、諦めてはいるのだけど……今回の冒険旅行は失敗だったわね。

つーか、あの神様連合に頼んだ事が間違いなのかしら?
ホント使えないわね!
何時かあの眼鏡を叩き割ってやるんだから!

「マリー……お前も寝ろよ。明日は総力戦なんだから、お前の魔力も当てにするんだぞ! 『疲れちゃって戦えな〜い?』なんて言ったら、俺はリューノ一筋になるからな」
寝てると思ってたウルフが、目を開けずに話しかけてきた。

内容は最悪……
まるで私の心を見透かした様な言葉だ。
くっそぅ〜……何で私だけ戦わなきゃならないんだ!?

リューノなんかは戦闘自体出来ないのに。
アイツのヒャドは、スイカも冷やせない様な低威力だ。
鞭さばきだって、最近やっと自身を傷付けなくなった程度で、側に居たら間違いなく巻き込まれてしまうヘタっぴさだ。

だから戦わなくても許される。
可愛く迫ればチヤホヤされる。
何だか不公平だ……あ、今ちょっとだけど、さっき怒ってたお母さんの気持ちが解った気がする!

うん。やっぱりお母さんは素敵だわ!

マリーSIDE END




[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ