暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0645話
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ろ納得出来る行動だった。ただ1つ。完全に想定外だったのは、まさかシュナイゼルがフレイヤを持っていた事か。

「アクセル、ブリタニア軍が攻勢に出たぞ!」

 ちぃっ、考える暇もくれないか。
 スレイからの報告を聞き映像モニタへと視線を向けると、確かにそこではブリタニア軍のKMFが空を飛びながらこちらへと攻め寄せてきている。だが、同時に俺はもう1つ予想外の光景をも目にする。

「黒の騎士団が、退く?」

 そう、数が少ないながらも残っていた暁を収容し、トリニティゲインと戦っていたカレンや藤堂、四聖剣の2人も斑鳩へと戻っていくのだ。そして斑鳩はそのまま後退していく。

『我々黒の騎士団は、連合軍に参戦を要求してきた中華連邦軍が消滅したことにより、既に義は無い。いや、寧ろ我々の協力者でもある大宦官達を消滅させたブリタニア軍を信用して背を任せる事は出来無い。よって、この場で連合軍からの離脱を宣言する!』

 オープンチャンネルに、ゼロが映し出されて一方的にそう宣言して、そのまま俺達シャドウミラーや陽光、あるいはブリタニア軍の両方から離れるように斑鳩は戦場を離脱していく。
 ……確かに自分達を囮として使ったシュナイゼルに対して背を預ける事は出来無いだろう。だからといって、勝手に恩のある中華連邦を無視して連合軍を離脱する事も出来無い。そう考えると、寧ろ今の状況は黒の騎士団にとってはこれ以上ない絶妙の離脱タイミングだったのだろう。
 更に言えば、現在の戦場ではブリタニア軍と俺達シャドウミラーが戦っている状況であり、どちらの勢力にしても黒の騎士団に手を出す余裕が無いと判断したのか。
 もちろん現状でもこちらの戦力には余裕がある。だが、フレイヤという存在が出て来た以上は戦力的に余裕があってもダモクレスに……否、シュナイゼルに隙を見せる事が出来無いというのも事実だ。

「ちっ、しょうがない。まずはダモクレスを先に仕留めるか」

 呟き、コーネリアへと通信を繋ぐ。

「コーネリア、暫くは防御に専念してくれ。今からダモクレスを落とす」
「それは構わないが……あのフレイヤとかいうのはどうするのだ? 兄上の事だ、恐らくチャンスと見れば容赦無く撃ってくるぞ」
「だろうな。だが、別にダモクレスを落とすのは俺じゃない。……忘れたのか? ダモクレスを相手にして渾身の一撃を狙っている存在を」

 それにフレイヤに関しても大体の予想はついている。確かにダラス研究所は消滅したが、データのバックアップは研究所の外にも存在したのだろう。……恐らくそのデータのバックアップがあった場所はトロモ機関。そもそも、ダモクレスとフレイヤをセットで運用しようと考えていたシュナイゼルだから、その可能性は高い。
 だが、それは同時にフレイヤの残弾の少なさに関しても直結し
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