第一章
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ャガイモ美味しいじゃない」
「そうよね」
「こんな美味しいものないわよ」
「けれどさ」
「そうだよね」
しかし幸一と幸二はそれでも言うのだった。
「ジャガイモばかりだし」
「パンより沢山食べてるけれど」
「あれっ、おかしい?」
「おかしくないわよね」
「そうだよね」
しかしドイツの子供達はこう言うばかりである。尚ここはバイエルンである。そのミュンヘンの学校に通っているのである。
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