第三章 悪夢
第3話 兄妹
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?だ、大丈夫ですか!?」
上条「あ、あぁ…まあ…」
上条から見てドアは引く側だったのだ。ドアが勢いよくこっちに開かれ、頭に直撃して、尻もちをついた。
真那はしゃがみ込み、上条の方を見る。
上条「ん?もう帰るのか?」
真那はそれを聞くと上条だけに聞こえるような声で言った。
真那「ASTのことがバレそうになったので……」
上条「なるほど」
真那と上条は立ち上がって、真那は3人の方を見て、
真那「では失礼しました!」
と言って真那は出て行った。
上条は頭を抑えながら真那に言った。
上条「気をつけろよ」
真那は一瞬立ち止まったが、何も言わずに出て行った。
次の日
十香「狂三のやつ、転校2日目で遅刻とは……」
今は朝の点呼の時間だ。狂三は何故かいない。
折紙「こない」
士道「え?」
折紙が不意にこんなこと言ったので士道は驚いている。
折紙「上条当麻も知ってるはず。時崎狂三はもう学校にはこない」
上条「……」
先生「もう。欠席するときはちゃんと連絡して下さいって言っておいたのに……」
先生が困った顔で出席簿を見ていた。
その時、
?「はい」
不意に後ろのドアがガラガラと開かれた。
そこには
時崎狂三がいた。
先生「もう。時崎さん、遅刻ですよ」
狂三「申し訳ありませんわ。登校中に体調が優れませんでしたの」
上条「……!?」
士道「なんだちゃんと来たじゃねえか………折紙?」
折紙は口を開けたまま固まっている。
上条も驚愕の表情で狂三を見ていた。
昼休み
誰もいない場所に、折紙は狂三を問い出していた。
折紙「貴方は昨日死んだはず……」
その言葉を聞いて、狂三はいつもの調子で言う。
狂三「あぁ、あぁ。昨日真那さんや当麻さんと一緒にいた方ですの?」
狂三の不敵な笑みに折紙は驚きの表情で狂三から一歩後ろにさがった。
しかし、狂三の下の地面から無数の手がでてきた。
その手で折紙を壁に押し付けて拘束する。
狂三「ダメですわよそんなことしても。昨日はお世話になりましたわね」
折紙「貴方の、目的は……何?」
折紙の苦しそうな声が聞こえた。
狂三「一度、学校に行ってみたかった…というのも嘘ではありませんのよ」
狂三「でもやはり、一番の理由となると士道さん……ですわね」
折紙「……!?」
狂三「知っていますわよ。あなたも彼に熱情を抱いているのでしょう?……でも残念」
狂三「私の方がずっと……ず〜と彼のことを思っていますわ」
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