第三章 悪夢
第3話 兄妹
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すると真那は琴里に向かい、握手をしながら、
真那「始めましてです。お家の方でいらっしゃいやがりますか。お兄様がお世話になっています」
と言った。琴里は苦笑いしながら真那の方を見ている。
一方「まさか五河士道に妹がもう1人いたとはなァ…」
佐天「隠し妹ですか……ん?隠してどうするんですか?」
一方「知らねェよ。五河士道に聞けば分かるだろ」
士道「人聞きの悪いことはやめろ。……ていうかなんで四糸乃達までいるんだ?」
佐天「四糸乃ちゃんが来たいっていうからつい…」
四糸乃「えっと、あの……すいません……」
士道「いや、別に謝ることは…」
そんなかんじでテーブルの椅子に、士道の隣に琴里、琴里と向かい合うかんじで真那が座った。他の5人(+よしのん)はソファーに座っている。
すると、よしのんが
よしのん『にしても本当そっくりだよね〜』
と言った。真那がそれに笑顔で答える。
真那「そりゃそうですよ。妹でいやがりますから」
すると、この言葉をキッカケに琴里の眉がピクリと反応した。
琴里「それは変ねえ。私も士道の妹なんだけど」
真那「え?」
なんだかあっちの方で盛り上がっているので、上条が佐天と一方通行にドアの外へ出るように促した。
幸い誰にも気づかれなかった。
佐天「上条さんが私たちだけを呼ぶってことは何か精霊のことで分かったことがあるんですか?」
上条「そうだ。分かったっていうか……」
上条は2人に説明した。
精霊が自分のクラスに『時崎狂三』という女が転校してきたこと。
帰り道、不良に絡まれたと思ったらその不良達を殺していたこと。
そしてその精霊をASTがついさっき殺したこと。
そしてその精霊は『ナイトメア』と呼ばれていることを。
でも、真那がASTということは話さなかった。
真那に口止めされていたからだ。
佐天「でも空間震警報は鳴ってないですよね?」
上条「あぁ」
一方「それでもその精霊は殺したンだろ?もうどォしようもねェじゃねェか」
上条「そうなんだけど…なんか……あいつが殺されたカンジがしなかったんだ」
一方「……どォいうことだ?」
上条「それは分からない……なんとなくそう思っただけだから…」
佐天「……結局目的は何だったんでしょうね?」
一方「フン……精霊が死んだ以上、もうこンなこと言っても仕方ねェだろ」
佐天「……そうですね」
そんなカンジで今日はお開きになった。上条がドアノブに手をかけようとしたら、
勢い良くドアが開かれた。
ガン!という音が響いた。
真那「当麻さん!
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