第一章 暖かい朝
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(……ちょっと早いけど、飯でも作るかな)
窓を閉め、俺は部屋を出ようとしたとき、アラームが鳴る。時計の目覚ましの鳴る音ではない。携帯端末のアラーム音だ。
モーニングコールではない限り、どうやら緊急警報のようだ。だが、緊急と言っても台風警報とかそんな程度のものでしかない。たまに軍事的な警報もあるが大抵家の中にいれば安全だ。
私は携帯端末に映った警告内容を見る。
それが、今日の始まりを告げるとも知らずに。
「……っ、嘘だろ……?」
私は唖然とする。それもそうだろう。
この国に、核が落とされたのだから。
1947年。時代は進み、再び手にしたかけがえのない豊かさを得ても、どんなに便利な技術を手に入れても、世界が一度平和になったとしても――
――戦争は終わらない。
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