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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第375話】
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スを掴めずに居たし、あれじゃあ勝ち星上げるには本当に零落白夜を当てねぇと無理だな。 まあ当たれば乗ってる生徒が大怪我するかもしれねぇから、アイツにはその点を留意してほしいが……それを指摘する前にあいつ、ピットに戻っていったし……」


 ため息を溢す理央は、腕を組むとその上に乳房が乗った。

 あの柔らかい感触、もう一度堪能したいとは思いつつもそれは叶わぬ夢と思い、今度は鷹月さんへと身体事向ける。


「私の印象だと、確かに剣道の動きもあるけどやっぱり錆び付いてるからかな? あまり驚異に感じなかったかな? 彼、喧嘩は強いらしいけど……喧嘩が強いっていわれても反応に困っちゃうかな。 その喧嘩も、合気道とか古武術使ってるらしいから逆に名前を傷付けてる結果になってる気が――って、IS関係ないね? ISに関してはやっぱりもう少し誰か上級生か代表候補生に教わる方が彼にはいいかな? 後、篠ノ之さんもね? 正直、専用機あるってだけで技術はそれほど高く感じないし、授業の内容見る限りだとね」


 厳しい評価だが、的は射てると思う。

 紅椿も白式同様燃費は悪いが、彼女自身あれを使いこなしてる感じは見受けられないし。

 てか一夏、鷹月さんに何を話してるんだよ……いや、まあもしかすると誰かに話してたのを聞いただけかもだが……、何にしても喧嘩の武勇伝何て、人に喋るもんじゃない。

 まあ推測だからこれに関しては一夏の事をどうこう言えないが……。


「まあ何にしてもありがとうな?」

「おー。 私も貴重な経験できたー。 それで十分だー」


 いつもながら間延びしたその声と、模擬戦のギャップが激しいものの、嫌いにはなれないな。


「気にすんなよヒルト。 俺達が専用機持ちと戦える機会なんて、大会ぐらいしかねぇからな。 それも暫く大会ねぇから、そういった意味じゃ、貴重な経験させてくれてサンキューな!」


 ニッと白い歯を見せて笑う理央、メッシュの入った赤い前髪が少し揺れた。


「此方こそありがとう。 美冬ちゃんにも後でお礼を言いに行くね? ……あぁ、でもまた篠ノ之さん部屋で暴れないか少し心配……」


 困ったような笑顔を見せる鷹月さん――てかルームメイトに迷惑かけるのは良くないぞ。

 ――と、俺が言えば多分怒鳴るだろうな……篠ノ之ももう少しあの性格さえどうにかなれば、見た目は悪くないのに。

 まあ彼女にしたいかと言えばノーとしか言えないが。


「ヒルトー。 そろそろ私たち戻るぞー」


 そんな玲の言葉にハッとし、顔を上げて――。


「おぅ、じゃあまた夕食か明日な、皆」

「おー。 たまには一緒に食べようー」

「そ、そうだな。 ヒルト、たまには誘えよな?」

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