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エピソード1ー流星剣ー
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が終わる直前、剣を纏っていた光が消え、直後、青色の光を帯びる。"流星剣"5連突『スター・フラッシング』5連の突きが鎧を穿つ、そして、またもや、帯びていた光が消え、紫の光を帯び始める。"流星剣"重2連撃『ヘビィ・アーク』紫の光を帯びた剣が2発、鎧の側面へと、放たれる。
赤騎士がノックバックした僅かな間に合計10連撃を決め、HPバーから、1割強もの量を消しさった。


ありえない!!!

突然の乱入者の猛攻を見ていた誰もが思った。普通、ソードスキルはパワーアシストが付き強力な攻撃を放てる反面、使えば少なからずスキルディレイと呼ばれる硬直時間ができる………はず…
しかし、その時間が攻撃の最中、一切なかった。では、使っていたのは、「ソードスキルではなかった」。否、「剣が帯びていた光は他のソードスキルのそれに比べて、強烈だったものの、ソードスキルそのものだった。」と。自らの案を自らの考えで否定した面々は、「チートだ。」という結果になった。しかし、この世界にそんなものは存在しないはず。
では、なんなのか?それは、『システム外スキル』。プレイヤー個人の技量などをもとに生み出される技術。そして、硬直時間がなかったのも、リョウトが独自に生み出したシステム外スキル『スキルキャンセル』。
ソードスキルは、発動すれば、アシストによって身体が規定された動きを取り、その動きに合わして、重心を移動させることによって、威力をブーストできる。しかし、その逆もしかりで、無理やりに身体の動きを止めようとしたり、変えたりしようとすれば、スキルは中断され、ディレイしてしまう。リョウトはそれを逆手にとり、絶妙なタイミングでソードスキルをキャンセルすることにより、攻撃後の硬直時間をごく僅かまたは、完全にゼロにするという技術を生み出した。余談だが、『スキルキャンセル』は上位ソードスキルや動きが複雑なものでは、タイミングが複雑すぎて使えないでいるため、下位の攻撃を繋げるしかできないでいるため、ダメージが思ったほど与えられないでいる。


硬直時間が発生しなかったという謎を考えながらも、騎士とフードをかぶり正体を隠している者との攻防を見ていた。否、見ているしかいなかった。二人の戦いが激し過ぎて、手を貸すにも、貸せなかった。もし、無理矢理にでも、割り込めば、予想外の事態が起き、逆にピンチになりかねないとわかっていたからである。



赤騎士が大剣を振るえば、リョウトはそれを躱し、反らし、受け流す。地道にかつ的確に騎士のHPバーを削っていき、リョウトの優勢という展開で進んでいた。そして、ついに二本目のHPバーが消滅する。すると、赤騎士は距離を取ると、剣を頭上に掲げ、叫ぶ。すると、リョウトを取り囲むように青銅騎士4体がPOPし、リョウト目掛けて、手に持っ
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