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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
31 二日目(後半の前半)〜Are you a werewolf.
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たとなれば確実に怒るだろう。何をしに来たのかわからない。
「それに、そろそろまた集まる時間にもなるしね」
俺はアリスの頭から手を離した。
「……あ…」
「ん?何かいった?」
「い、いえ。何も言ってないわ」
休憩時間も終わる直前、明希さんとアリスさんがやって来た。
「クレイ君、鉱石を買うのすっかり忘れてた」
「あ!すいません。僕もすっかり忘れてました」
明希さんは元々は鉱石を買いにこの村に訪れたのだった。今晩は遅いから明日にしてくれって言ったのは僕達の方だし、失礼なことしたなぁ。
「いやいや、こんな状況だから仕方ないって」
「そう言ってくれると助かります」
僕は鉱石があるところに明希さんを案内した。そしてそこで明希さんから代金を頂いて鉱石を売った。
「…そんな馬鹿な」
明希さんは鉱石を手にして残念そうに呟いた。そんな明希さんをアリスさんは不思議な顔をした。
「どうしたの?」
「いや、使い時ってなにかなーって思っただけ」
使い時?何のことだろ。変な明希さん。
「目的の鉱石も手に入ったし、朝の続きを始めるとしますか」
………………………………………
……………………………………
…………………………………
それから僕達は三度ソンチョさんの家に集まった。
「さて、議論を再開させよう」
- start the second half of the discussion -
「朝、聞きそびれたんですけどワールさん。昨晩は誰を占ったんですか?」
僕は始まってすぐに占い師であるワールさんに誰を占ったか聞いた。
今朝は狩人の話で、このことを聞けなかったんだよね。人狼を断言出来る数少ない有効な情報だし、早めに聞いておくべきだ。
「それは…君だ、クレイ君」
「…え?」
「結果は白だ。クレイ君は人狼じゃねぇ」
「…ふぅ、よかった。でも何で僕を占ったんですか?」
「そ、それはだなぁ、君はトラドじいさんの第一目撃者だろ?だからあやしいと思ってだな…」
ドキドキした…。僕は人狼でもなければ占い師でもないし狩人でもないし死者の霊で人狼を見分けることも出来ない人間だ。
「…ふぅん。じゃあ暫定、生き残っている人のなかでクレイ君、ワールさんが村人側、他の人はグレーってとこか。で、狩人は必ずいて、死者の霊から人狼を見分けるものはわからないと」
明希さんが情報を元に一旦現在、生き残っている人の情報整理をした。
「うーん、これだけじゃ誰が人狼か判断出来ませんね…情報が足りなさすぎます。…ここは狩人を告白……カミングアウト(以下coと略)させてグレーの人を減らしたほうがよくな
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