第十一話 血の覚醒(ブラッド・トランザム)
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ジル…ベールゥゥゥゥゥゥ…」
ルシードは呪詛を含んだ口調でジルベールの名前を言い続けていたのだ
ルシード「ジルベールゥゥゥゥゥゥ!!この屈辱ゥゥ…勝利だけでは収まらないぃぃぃ!!殺してやるぅ!!無惨に!!醜く!!何時かぁ!!殺してやるぞぉぉおおおお!!」
と吠えていたが
「ふん、吠えるだけでは何も変わらんぞ」
ルシード「!?」
ルシードの後ろに黒いコートの男がいた
背は高く、体格が良くて、顔は暗い為か、解らないが…とにかく不気味な雰囲気の男であった
ルシード「なんだぁ貴様はぁ!!貴様もぉ!!私の邪魔をするのかぁぁぁぁぁ!!」
と怒鳴ったが
「力が欲しいか?」
ルシード「何!?」
コートの男が右手を出し
「我の組織に入れば、ジルベールを超える力を与えてやろう…勿論嘘ではない、本当だ」
ルシードは目を見開いた…
そしてルシードの心に邪悪な心が完全に覚醒した
ルシード「フフ…ハハハハハ…アハハハハハハッ!!良いだろう!!彼奴を殺せるならぁ!!何でもやってやるぅ!!殺しでもぉ!!破壊でも!!何でもやってやるぞぉ!!」
不気味な笑みを浮かべ、狂気に満ちた声で了承したルシード
コートの男も笑みを浮かべ
「よし、貴様は反アークス組織…『死神蜘蛛』(タランチュア)の一員だ…フフ…」
ルシードは天に向かって吠えた
ルシード「見てろよぉ!!ジルベールゥウウウ!!貴様を超える力を得てェェ!!必ず貴様を殺してやるぅううううううううううううう!!」
その暗い空間に、ルシードの狂気が響いた
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