第十一話 血の覚醒(ブラッド・トランザム)
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エルシアがキスをしたのだ…
それはとても長く、結花理の時よりも長く感じた…
エルシア「…ぷはっ…えへへ…ジル君とのキスは2回目だね♪」
ジルベール「は…2回目だと?」
と聞こえてきた2回目という言葉に反応したジルベール
エルシア「えー覚えてないの!ほら!小さい頃一緒に川で遊んだ時に落ちちゃって、岸に上がった時にあたししたじゃん」
そう、それはエルシアが『人工呼吸だよー』って言ったからキスでは無いと判断したが…
そういう意味が込められていたのか…
エルシアはまた抱き着いて
エルシア「ジル君…だぁい好き…ずっと…これからも一緒にいても良い?」
と告白してきた
エルシアはいつも一緒にいて、いつもつきまとっていたが、
ただ彼女の笑顔は、嫌いじゃ無かった…
むしろ…大好きだ…
ジルベール「俺も…お前の事が…好きだ…」
エルシア「えっ!?」
突然の返答とその内容に驚くエルシア
ジルベール「こんな俺と一緒にいて楽しいなら…一緒にいても良いよ…それに…エルの笑顔を見ると…癒されるしな」
この言葉に、エルシアの顔は笑顔になったと同時に涙が出てきた
ジルベール「何泣いてるんだ」
エルシア「泣いてなんかないよぉ…グスッ…これは…嬉しいんだもん…だって…」
ジルベールはそんなエルシアを抱き締め、頭を撫でた…
ジルベールに護りたい物が出来た…
エルシアというジルベールにとってかけがえのない存在である
ジルベール(護っていこう…エルシアも皆も…俺が護る!)
風呂から上がったジルベールとエルシアは早速姉妹達の尋問に出会した
そしてもうひとつエルシアから報告があった
エルシアが暫くナハト家に居候するのである
エルシアの父親が長期出張のため、家に居ないのである
そこで、ナハト家で預かってくれないかと言ってきたのである
姉妹全員は了承した
以前のジルベールなら駄目だと言いそうだったが
彼氏と彼女の関係になった二人は勿論了承した
エルシアが正座をしてお辞儀した
エルシア「不束者ですが、よろしくお願いします」
と言った
ジルベールの学園入学から1ヶ月が経った
この1ヶ月で多くの仲間、戦い、そして護りたい物が出来た…
しかし、ジルベールの戦いはこれから苛烈を極める事となる
暗い夜道…
そこにボロボロの人影が彷徨いていた
全身が焦げており、顔は酷く変形して醜い物となっており、所々腫れている
そう、先の戦闘でジルベールに負けた
ルシード・フォン・アドラステアである
ルシード「
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