第十一話 血の覚醒(ブラッド・トランザム)
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親の会社はお前の会社の子会社であることが一つの理由で出た、つまり、利益や仕事が欲しければルシードとエルシアを結ぶってことだろう…そこで、キースに頼んで」
キース「エルシアの親父さんの会社をイクリプス社が買収したって事だ、これで結婚は破談だな」
ルシード「…」
もはやルシードには打つ手が無かった…そしてその顔が狂気によって狂い果ててしまう
ルシード「フフ…ハハハハ…ヒャハハハ!!貴様らァ!!貴様らァ!!貴様らァァァァァァァ!!」
狂い果てた獣の如く、ルシードは勢いよく突進した
ジルベール「…」
抜刀し大きな円を描くように剣をゆっくりと動かし、気を集中させるジルベール
赤黒いオーラが剣に集まり、時折赤黒い稲妻が迸る
ジルベールが大上段に剣を振りかぶり、その剣は今にも爆発しそうなオーラを纏っていた
ジルベール「消し飛べ!ナハト流・冥雷閃光斬(めいらいせんこうざん)!!」
ジルベールは全身全霊の力で剣を降り下ろした
その剣から特大の赤黒い稲妻が放たれ、空気を切り裂き、地を抉った
稲妻は突進してきたルシードを襲い
ルシード「ぐうっ…ぐわああああああああああああああああああああああっ!」
激しい稲光と共にルシードは消し飛ばされた
ルシードと稲妻が衝突した所は、大きいクレーターが出来ていて、時折赤黒い稲妻が発生した
エルシア「やった…の…?」
エルシアは恐る恐る聞いた…
ジルベール「安心しろエル、奴の気配はもうしない」
その言葉を聞いたエルシアは途端に明るい顔になり、
エルシア「やったぁ!!ジル君!!」
ムギュウゥゥゥゥゥ…
とジルベールに抱き着いた
ジルベールも今回は振り払おうとはせず、抱き返してエルシアの頭を撫でた
それに続いて
キース「やったな!ジル!」
カリーナ「さっすがジルだね♪」
ユウリ「良かったぁ…無事で…」
クルル「本当に…お強いのですね」
リン「さすが、ジルさん!どっかの誰かとはまた違う!」
キース「おい、リン!!それは誰の事だ!!ぁあ!?」
リン「べーつに」
ジルベールは深呼吸をすると何時もの藍色の髪、蒼い瞳になり、赤黒いオーラが消えて、十字交剣の紋章も消えた
結花理「ジル様!体調はどうですか?」
と聞いてきた
ジルベール「ああ、何ともないが…」
結花理「でも、あの練気開放に似ているので…」
結花理は練気開放の副作用を心配していたのだ…
アクア「ああ、その心配は無いよ」
結花理「本当ですか!?」
アクアの言葉に安堵する結花理
カルア「練気開放は体内に貯めた気を放出させることによって能力を高める、しかし血の覚醒はその逆、大気中のフォ
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