第十一話 血の覚醒(ブラッド・トランザム)
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ジルベール「許さねぇぇぇぇぇぇぇっ!」
と叫び、赤黒いオーラが激しく放出され、そのオーラが晴れてきて中から現れたのは…藍色の髪を銀髪に染め、蒼い瞳は鮮血の如く赤く染まり、顔の右半分に十字交剣のナハト家の家紋があった
その豹変に周りは一斉に驚きの色を隠せなかった
特にルシードは恐怖を感じていた
それ故にエルシアを捕まえてる手を緩めてしまい、エルシアは脱出した
アクア「ナハト家の人々はこう言うわ…血の覚醒(ブラッド・トランザム)と…」
そうアクアの言葉に反応したキース達は
キース「血の覚醒…」
カリーナ「な、なんか怖いわね…」
エルシア「でも、感じるんだ…」
アルト「え?何が?」
エルシアの言葉に反応したアルト
エルシア「ジル君…あの姿になっても…わかるの…ジル君優しいから、みんなが倒れて、あたしが捕まって…それでああなっちゃったと思う…だからジル君の優しさは感じるんだ」
由花里「私もですわ…邪悪な容姿に変貌しているのに…あの方の優しさが伝わって来ますわ」
アテナ「…うん…感じる…」
ジルベールの変貌ぶりに驚きがあったキース達だが、ユウリはある疑問にぶつかった
ユウリ「あの、先生は覚醒出来るんですか?」
と聞いてみた
アクア「いやぁ…あたしは出来ないよ…」
と笑いながら返した
ルシード「な、なんだそれは?お前の方が邪悪な雰囲気になっているではないか…」
笑いながら言うルシードだが、顔が恐怖で歪んでいる
ジルベールは赤黒いオーラを出しながらルシードに歩き始め、
ジルベール「もう…容赦、手加減、情け無用…お前を斬滅する!」
そしてジルベールは左手を天に掲げた
その掌に赤黒いオーラが集まってきて、やがて一つの剣となった
その剣は全体的に黒い色で統一されており、鍔の部分が刀身と一体化になっており、先端のほうは細くなっている
キース達はジルベールの新しい剣に注目していた
キース「なんだ?ジルの新しい剣か?」
カリーナ「黒い…剣…?」
ユウリ「見た事ないです…」
クルル「ジルさんって…剣何本持ってるんだろう…」
エルシア「ジル君の剣…かっこいいなぁ…」
リン「あの剣…私欲しいです!!」
とはしゃいでいる一方
結花理「先生、あの剣は?」
とアクアに黒い剣の事を聞いた結花理達であった
アクア「あの剣は、『黒陰剣(こくいんけん)・闇夜(ナハト)』」
アルト「ナハトって…まさか!?」
アクア「そう、あの剣は血の覚醒に目覚めた者が初めて装備することが許されるナハトの武器よ、当然本人以外は扱えないわ…」
アテナ「…本人以外の人が持つとどうなるの?」
アクア「さあ…まあ、天罰が下るんじゃない?」
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