第3章
月光校庭のエクスカリバー
第64話 聖剣と戦います!
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。
「ドラゴンの腕が幸いしたな」
イッセーの籠手を装備している左腕はドラゴンの物になっている。
見た目は普通でも本質はドラゴンの為、ライザー戦の時に十字架を持てた様に聖なるオーラの効果を受けなかった訳だ。
「……ドラゴンの腕…」
「なるほど」
「イッセー君のクセに生意気よォ!」
さっき反応した三人が事実を知り、それぞれの反応をしていた。
「こうなったらやるしかねェ!いや!やっておかないと気がすまねェ!いやッ!やら ねえと損だァ!!」
『Boost!!』
どうやらイッセーも真剣(マジ)になった様だ。
「………ニヒ♪……」
が、真剣(マジ)な顔から途端にニヤケ面になった。
……これはアレだな…。
「……な、なあにぃ、そのいやらしい顔ぉ?…」
イリナも警戒していた。
……さて、どうしたモンか…。
「……気を付けてください。イッセー先輩は手に触れた女性の服を全て消し飛ばす事ができます」
あ、塔城がネタ明かしをした。
『服をッ!?』
その事実にイリナと神田が驚愕し、神田にいたっては反射的に自分が着ている服を守る様に抱いていた。
「小猫ちゃん!?何故に敵にネタバレしますか!」
「……女性の敵です」
「……痛烈なツッコミ…」
「なんて最低な技なのイッセー君!悪魔に堕ちただけでは飽きたらず、心までもが邪悪に染まってしまうなんて!」
「……いや、そいつの性欲の強さは悪魔になる前からそんな状態だ」
「……お、お多感なんだね…」
「神よ!この罪深き変態をお許しにならないでください!」
……そこまで言うか…。
とりあえず気を取り直して木場達の方を見る。
木場が手持ちの剣を地面に差し、別の剣を二本掴む。
「燃え尽きろ!そして凍り付け!ウオォォォッ!!」
片方から炎、もう片方から冷気を発生させ、二刀流で斬り掛かる。
「甘いッ!!」
が、ゼノヴィアの一振りで二本の魔剣は呆気なく砕かれた。
「フゥゥゥッ!ハァッ!!」
ゼノヴィアは剣を高々と持ち上げ、地面に突き刺す。
ドゴォォォォンッ!!!!
『ッ!?』
たったそれだけの動作でゼノヴィアを中心に巨大なクレーターができあがっていた。
「破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)の名は伊達じゃない!」
破壊力に特化してるとは思っていたが、ここまでとはな…。
「……七つに分けられてなおこの破壊力……フッ、七本全部消滅させるのは修羅の道か…」
「……木場…お前…」
木場の衰える事の無いエクスカリバーに対する執念を見て、イッセーは言葉を失っていた。
「はあ〜、ゼノヴィアったら、突然壊すんだものぉ…」
クレーターができた時の衝撃で尻餅を着いていたイリナが土を払いながらぼやいていた。
ちなみに千秋達はそんな衝撃など関係無く、何事も無い様に戦っていた。
「さ
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