暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第5話 「放課後、T&Hへ」
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よね。私はショウさんのほうがイイ性格してると思いますよ」
「……君って大人しそうに見えて意外と言うね」

 笑いながら言うと、月村は「そんなことないですよ」といった感じに微笑み返してきた。
 この笑顔の裏にはいったい何があるのやら……今はまだしも、未来のこの子のことを考えると場合によって恐怖を感じる。

「なのは、すずかがあんたのショウさんにちょっかい出してるわよ」
「ア、アリサちゃん、ショウさんは別になのはのじゃないよ!?」
「あのショウさん、もし良かったら今日色々と教えてもらっていいですか?」
「すずかちゃん、そういうのはみんなで教わろうよ!」
「……ショウさんが教えるなら私は他のことしてようかな」
「フェイトちゃんからも色々教わりたいと思ってるからそんな顔しないで!」
「君らさ……高町で遊ぶのはそのへんにしてあげろよ」

 見ていて面白くはあるが、俺も高町と同じようにからかわれたりすることがある。彼女のように見ていて面白いと思わせる反応はしない――いやできそうにないが。
 俺の言葉にからかった側の小学生達は元気な返事を返し、からかわれた側は「みんなひどいよぉ……」とポツリと漏らす。これが彼女達の日常的なやりとりなのだろうが、かわいそうに思った俺は高町の頭を軽く叩きながら話しかけた。

「まぁ……元気出せよ」
「いや、その、別にいつものことですからそこまで気にしてないというか!?」
「ならいいけど……顔が異常に赤いけど大丈夫?」

 王子様といったからかいもあって恥ずかしがっているのは分かるが、蒸気が出ていそうなほど真っ赤になっている姿を見るとさすがに心配になる。実際に高町の額を触ってみると、ほんの少しではあるが熱があるように感じた。

「ちょっと熱いようだけど」
「だ、大丈夫です! そそそれよりも早くお店に行きましょう!」
「……行っちゃったな」
「ショウさん、ショウさんこそなのはで遊んでるじゃないですか」
「いや遊んだつもりはないんだけど……」
「慣れないうちは心配になるくらいの反応ですからね。まあなのはちゃんなら、すぐに落ち着くと思いますよ。伊達にアリサちゃんにからかわれてませんから」
「すずか、何でそこであたしを出す必要があんのよ!」

 高町とは別の理由で顔を赤く染めたバニングスは月村へと接近するが、月村は笑いながら謝りつつ高町のあとを追うかのようにT&Hに向かって走り始めた。彼女はもちろんあとを追って行ったため、この場には俺とフェイトだけが残される。

「……面白い子達だね」
「そうですね……あの、何で笑ってるんですか?」
「いやね、君に言われたらあの子達良い反応しそうだって思って」
「え、いやその……今のは秘密にしてもらえませんか?」
「それは別に構わないけど、意外と
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