カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
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「カタカタカタカタカタカタ」
そんな小刻みな音が部屋を包んだ。
目の前の現状を理解する事は出来るだろう。
一人の少年が指を使ってキーボードをカタカタと打っている。
別にスクリーン式なのでそんな音は出ないが
押すと音が鳴る仕組みなのだろう。
「お前、何やってんだ?」
「何って、君のCADの調整だけど。」
達也は自然そうに言うがそれは無月には理解できない。
意味の解らない文字の列、数字、アルワァベット
それが出て来ては新たに画面が切り替わり違う画面に移行する。
「CADの調整って
お前、よくこんな事出来るな。」
「そうでもないさ。
こんなアナログなやり方、普通はしないだろうし。」
「そうは言っても初めて見る奴からしたら驚愕だぞ。」
コイツは何でも出来るな、そう判断するしか無いくらいの凄さ
今、現代の人間超えてるぞ。
そう言いたいが今は集中しながらやっていそうなので少し黙り込む。
「無月、君は何かこのCADに追加したい魔法式は有るか?」
「ん?
いや、特にないが?」
「君のCADの容量、まだ余裕が有る。
これを上手く活用すれば
君の得意なグラビティの魔法式が追加出来るかもしれない。」
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