15話
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「もちろんするが、君の方が心配だよ。」
「そのこころは。」
「さっきの現象が何なのか知りたいんだ。直ぐに解析しよう。」
「駄目です。アーニャをお願いします。」
「は〜わかったよ。詳しく検査してみるよ。」
〜回想終了〜
そして、半月になりますが目を覚まそうとしません。
ジェイルの話では、体にナノマシン馴染むのに時間がかかっているので、目を覚まさないのだと検査結果として報告してきました。
その為、体に馴染み変化が完了すれば、目を覚ますだろうと言っていましたが、永遠にこのままではないかと心配してしまいます。
今日も近くでついていてあげたいのですが、どうしても外す事の出来ない約束がある為です。
それは、ナイトオブラウンズのモニカ・クルシェフスキーとガジェットを武装させる事で会う予定になっているからです。
その為に、現在。I・D社の本社の試験場にいます。
「イライラしていても何も変わりませんよ、戒。」
「それは、わかっているのですが、どうしても気にしてしまって。」
「ですが、アーニャが昏睡状態になってから、いつもそのような状態ではないですか。」
「そうですね。そのとうりだと思います。ですが、どうしても落着けないんです。」
「彼女の状態は既にあなたが書き換えたナノマシンによって、安定しています。ジェイルの話では、もう間もなく完了するとの話です。」
「それは、そうなんでしょうが・・・。」
そうこう話している間に、秘書の方がクルシェフスキーを案内してきます。
その気配に気が付き、あわってて物陰に隠れます。
「社長、お連れしました。」
「ありがとう、下がっていいわよ。」
「では、失礼します。」
そして、秘書が離れた事を確認して、物陰より出てきます。
「すいません、クルシェフスキー卿。」
「別にいいわ。でも、いつまでも隠れ続ける事は出来ないわよ。」
「それは、理解できるのですが、出来る限りは知られないようにしたいので。」
「仕方ありませんね。クス。」
そう言って、可愛らしい笑顔をされたので、
「ずいぶん可愛らしいですね。」
と言うと、クルシェフスキーが顔を真っ赤にして言います。
「お、大人の女性をからかわないで欲しいわ。」
「いえ、その反応も可愛らしですよ、ノエルもそう思いますね。」
「はい、そうですね。」
「2人してからかわないでください。」
「すいません。からかっているつもりはないのですが、そう取られたのなら謝罪します。」
「そうですね、本当に可愛らしかったのですが。」
「その話は終わりにして、ガジェットの武装化の話をしましょう。」
「ええ、わかりました。」
そう言って、試験場の電気を付けます。
そうすると、武装
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