コードギアスR2
0644話
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字通りの意味で全滅するのもそう遠い話では無い。そして、ジョニーもそれを理解したのか、唇を噛み締めながら頷く。
「了解した。……我々はシャドウミラーに対して降伏する。これ以上の攻撃はやめてくれ」
へぇ。あっさりと降伏をしたジョニーに、思わず感心する。これまで話した性格からして、絶対に最後まで降伏を認めないと思っていたからだ。一応、この辺は中華連邦とは違うのだろう。
「よし、降伏を受け入れる。エキドナ、全機に攻撃中止命令を。EU軍は全員KMFや装甲車から降りろ」
俺の言葉に従いメギロートやシャドウが攻撃を止め、それを見ていたEU軍も次々に乗っていたKMFや装甲車から降りてくる。
「言っておくが、こちらの兵士は融通が聞かない。妙な事をしたら、即撃ち殺されると思っておけ」
「……了解した」
苦虫を噛み潰したような顔をしながら、頷くジョニー。
「エキドナ、この場は任せる。後で回収部隊を寄こすから、それまではこの場で見張っていろ」
「了解しましたが、隊長はどうなさるのですか?」
「連合軍との戦場に戻る。どうやら、これが奴等の奥の手だったらしいからな。後はもう消化試合でしかないとは思うが……相手はシュナイゼルとルルーシュだ。何を企んでいるのか分からないから。念には念をといったところか」
「隊長相手にそこまで警戒させる程の相手とは思えないのですが」
訝しげなエキドナ。その様子に苦笑を浮かべつつ説明を続ける。
「確かに純粋な戦闘力で考えれば、あの2人は俺の足元にも及ばない。……それどころか、あやか達にすらも及ばないだろう。だが、あの2人のもっとも驚異的なところはその頭脳だ。直接戦闘をするのではなく、そもそも戦闘に持ち込ませない。あるいは、戦闘に持ち込んだとしても著しくこちらの行動を縛ってくる。他にもこちらの予想外の手を打ってくる。そういう意味では脅威に値する存在だな」
例えば今回のEUの奇襲は最たるものだろう。これまで陽光やシャドウミラーに対しては友好的に接してきた筈のEU。勿論最初からこれを狙ってEUがこっちに接触してきたとは言わない。だが、いつからかは分からないが、途中からその2人の……いや、EUとの関係を考えれば、恐らくシュナイゼルの手が伸びていたのだろう。
「とにかく、この場は任せる。それと、レモン達に渡す為にパンツァー・フンメルと装甲車をある程度確保しておけ。……今のうちの技術力を考えればコレクション的な感じになりそうな気しかしないが」
何しろ、現在シャドウミラーの持っているKMFの技術はヴィンセントを始めとした第7世代のKMFだからな。パンツァー・フンメルよりは、むしろ装甲車の方が喜ばれるかもしれない。
……装甲車にしても戦車関係はフュルギア、対MSミサイル搭載型トラッ
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