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転生とらぶる
コードギアスR2
0644話
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に侵入してきたんだ。何か申し開き出来る言葉があるのか?」
「そ、それは……誤解だ! 我々は陽光に了承を貰った上で、そちらの援軍として参加するべくやってきたんだ。故に、シャドウミラーに攻撃される覚えは無い」

 そう告げるジョニーだが、額には大量の冷や汗が滲み出ている。
 自分でも口にしている理由が苦しいというのは分かっているのだろうが、その他に、こうして通信をしている間もエキドナ達が攻撃を止めておらず、EU軍の被害が加速度的に増えているというのがあるんだろう。

「俺がここに来たのは陽光の執政官でもある星刻からの要望によるものだが?」
「何? で、出鱈目を言うな! ここから戦場になっている場所までどれ程の距離があると思っている!?」
「さて、かなり長距離なのは事実だろうが、生憎と正確な距離までは知らないな。……と言うか、その距離がある状態で援軍に来るというのはどうなんだ?」
「今はそんなのは関係無い! それよりもお前の言葉の矛盾をどう説明するんだ!」

 話しているうちに、次第に血圧が上がってきたのだろう。顔色が先程の蒼白から、怒りや焦りで真っ赤に変わっている。特に白人だからか、その顔色の変化は顕著だった。

「距離の概念? 確かに普通ならその距離は色々と問題があるだろうが、シャドウミラーにとっては……特に転移装置を積み込んでいるニーズヘッグにしてみれば、大した問題じゃないな」
「……転移装置、だと?」

 俺の言葉に、唖然と返すジョニー。
 まぁ、この世界で転移装置云々と言っても、普通は信じられないしな。

「お前は忘れているようだが、俺達シャドウミラーは異世界に存在する国家だ。当然技術力に関しても、この世界よりも遥か先を進んでいる。何しろ、次元転移を実現出来るような装置を開発出来るんだからな」
「次元、転移……装置」

 呆然と呟くジョニーに、あっさりと頷く。

「ああ。じゃないと、俺達がこの世界にやって来る事も出来無いだろう? そもそも、次元転移装置が無ければ、陽光が参加する筈の異世界間貿易に参加出来ないだろうに」
「ぐっ……」

 俺の言葉に、黙り込むジョニー。
 これ以上ここで時間を潰すのは勿体ないな。向こうの戦場の様子も気になるし。

「さて、俺から言えるのは1つだけだ。降伏しろ。全滅するよりは降伏した方がまだいいだろう? それとも、全滅するまで戦ってみるか? まぁ、現在の状況を見て最後まで自分の命を惜しまずに戦い続けるというのなら、それもいいだろう。周囲の様子をよく見てから決めるんだな。ただし、時間を掛ければ掛ける程そちらの被害は大きくなっていくがな」

 既に周囲の状況は圧倒的に俺達に有利であり、EU軍の残存勢力は装甲車を含めても4割程といったところだ。このまま戦闘を続ければ、文
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