コードギアスR2
0644話
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距離まで接近したメギロートに対応出来ずに次々と撃破されていく。中には混乱したのか近距離で両腕のキャノン砲を放っている機体もいるが、その結果は味方の撃破という同士討ちに終わっているものが殆どだった。あるいは命中しても装甲に多少のダメージを与える程度か。
それを確認したシャドウ隊が右から回り込んで格闘戦に移行し、最後に左から突っ込んでいくのはエキドナのヴァイサーガだ。五大剣を振るうまでもなく、踏みつけるだけでパンツァー・フンメルは為す術もなく潰れていく。もちろんEU側も何もしていない訳では無い。ヴァイサーガから距離を取って両腕のキャノン砲を撃っているのだが、その殆どがヴァイサーガのマントに防がれ、数少ない命中弾も装甲に跳ね返されている。
それでも周囲から絶え間なく撃ち続けられて鬱陶しいと思ったのだろう。エキドナは多数の爆発するクナイでもある烈火刃を手当たり次第に投げ付け、そのクナイが命中したパンツァー・フンメルはコックピットブロック諸共に爆破されていく。あるいは、地上へとエネルギーを溜めてから、そのエネルギーを衝撃波として飛ばす地斬疾空刀を使用して10機近くの機体を纏めて破壊する。
そんな戦闘が10分程続き……
「隊長。EUの指揮官から連絡が入っていますが、どうすればよろしいでしょうか?」
「……そうだな、一応こっちに連絡を回してくれ」
「はっ!」
その言葉と共に、向こう側の指揮官と通信が繋がる。
「こちらEU軍指揮官、ジョニー・スタルシュ少将だ。シャドウミラーに要請する、至急攻撃を停止して貰いたい。繰り返す、至急攻撃を停止して貰いたい」
通信モニタに映し出されたのは30代程の、細身の眼鏡を掛けている男だ。その容貌はどこか神経質そうな印象を受ける。
「ほう? 何故攻撃を停止する必要がある? ここはシャドウミラーの同盟国でもある陽光の国内だ。俺達は不法侵入してきた外敵を、陽光からの要請を受けて排除しているだけなんだがな」
「……アクセル・アルマー!?」
ニーズヘッグの姿に気が付いていなかったのか、ジョニーと名乗った男は驚愕の表情を浮かべる。いやまぁ、戦場に姿を現しているのはメギロート、シャドウ、ヴァイサーガだけだしな。ニーズヘッグに気が付いていなくてもおかしくはない。
「そうだ。シャドウミラー代表のアクセル・アルマーだ。で、そちらの質問に答えたところで、次はこっちの質問にも答えて貰おう。何故同盟国に侵攻してきた敵軍を相手にして、攻撃を止めないといけないのか。教えて貰いたいんだが?」
「そ、それは……」
「別に俺達シャドウミラーや陽光はEUと同盟を結んでいる訳じゃない。その状態でこちらに何の連絡も無く、更には中華連邦、ブリタニア、黒の騎士団の連合軍相手に戦っている時に、こちらの隙を狙って陽光の領土
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