暁 〜小説投稿サイト〜
明日の日記
とりあえず
[2/5]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
ころは

数えきれないほどの過去を改変してきた
・・・自分の都合のいいようにね

まぁ、いい人生だったよ
自分に関わる全ての問題を事前に解決して思うがままにここまでこれた
誰とも対立せずここまでこれた。

「なのに・・・」

ついさっき女神様(たぶん)が天界から僕の部屋に降りてきた←(いきなり)

「あなたにお伝えしたいことがあってここまで来ました
 説明が回りくどいと伝わらないのでざっくり言わせていただきます
 あなたは過去に戻れる。それはいいですが、戻った時間の10倍の寿命を消費するのを
 分かった上で使っていますか?
 かなり強力なので私の手札に入れていましたが、寿命が残りわずかになったので
 忠告にきました。計画的にお使いなら問題ないのですが
 これまでただの一度も時間を取り戻していないので、心配になって・・・」

・・・かわいいなあ

漆黒の長髪にポニーテールがヒザまでかかり、白と青の巫女服。身長は170くらいあるだろうか
体のラインが流れるようにゆるやかで、女性の前と後ろの脂肪が多すぎない
上着の肩の部分には切れ込みが入っており、そこからのぞく肩は細く華奢だ
そんな格好で心配そうにこちらを見ている

「はぁ・・・」

よくわからんけどこの人美人さんだなぁ。しかもなにやらご心配のご様子
感情をここまで表に出す人も最近少なくなったし
やっぱ神の世界は生まれるときに顔とスタイルに補正が入るのだろうか
・・・人じゃなくて女神だったっけ。 だったら美人じゃなくて美神か

「はぁ・・・じゃないですよ!しっかりしてください!!
 あなたを引くために5枚入りのブースターパックを何回買ったと思ってるんですか
 あれって意外と高いんですよ!」

「はぁ・・・すいません」

「あなたにいなくなられると困るんです。
 減った寿命はちゃんと延ばしてくださいね!」

ほほう、なるほど。 減っても戻せるのね?
そんな便利なのもならこれからもどんどん使わせていただこうかしら

「具体的には?」

「今までと逆のことをすればいいのです。あなたが未来に進んだ時間の10倍の時間が
 あなたの寿命に加算されていくはずです」

はず? どゆこと?
女神(仮)さまも把握しきれてないんですか
なんだか心配になってきた・・・

「・・・それって、僕の未来を完全に取り戻すことができないですよね?
 10倍の時間を戻すために使う1倍の未来は戻ってこないのなら、つまり
 100時間を返してもらうための10時間は無駄になって、90時間しか
 戻ってこないじゃないですか」

これまで巻き戻した時間に比べたら9割回復でも
文句を言えないのかもしれないと思うが・・・いやいや
そこは全
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ