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少年と女神の物語
第八十五話
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。何にも重要な情報はない。

「・・・駄目だな。見つからない」
「そう、ですか・・・雷神の類、ということですか?」
「少なからず、その属性を持ってはいるんだろうな。・・・まあでも、あの神による被害はお前たちは気にしなくていいんじゃないか?」

 一切理解できない、という表情をされた。

「つまり、だな・・・さっきの攻撃にどんな意図があるのかは分からないけど、それでも俺が神殺しだってことは理解しただろ。なら、まつろわぬ神が次にとる行動は?」
「・・・あなた自身を標的にする、でしょうか?」
「正解。まあそういうわけだから、この国で神と神殺しの戦いは起こらないと思うぞ・・・もう帰るし」

 あ、でも。
 そう、最後の仕事を頼んだ。

「日本には、お前たちで送ってくれ。さすがに・・・一般人乗ってる飛行機落とされるのは、いろいろと面倒だ」



◇◆◇◆◇



「ほう・・・やはり、あれは神殺しであったか」

 この世界に顕現し、わが存在を望むものへと確立させようと放浪しておったが・・・

「いまだ、我が存在は我が望むものにはなっていない。が、しかし・・・」

 神と神殺しが相見えた。そして、少なくとも我自信はまつろわぬ神として確立している。

「ならば、一柱の神として神殺しと雌雄を決する他にはあるまい!来るべき時、再び相見えようぞ!」

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