幼い日の思い出
さてとそろそろ
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掴もうとして、けれど引き留めるほどの理由が浮かばず、サスケは手をおろした。
今までの関係がばらばらに引き裂かれていくようで、自分はカトナに何も出来ないと言われている様で、兄が居たならば、カトナをこんなにも苦しめなかったのかもしれないという無力感に拳を震わせる。
悔しくて、苦しくて、しかたがなかった。
歯噛みをしたサスケは、すやすやと寝ているナルトを見下ろす。
まるで何事もなかったかのような彼の姿に、サスケはついにこらえきれなくなって、激情を吐きすてた。
「早く起きて、大丈夫だって笑って、あのバカを安心させてやれよ…ナルト」
その言葉と共に、涙が、頬を伝い落ちた。
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