コードギアスR2
0643話
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ば俺としてはこの状況はそんなに悪いものじゃない。オープンチャンネルを切り、部隊の指揮をしているコーネリアとの通信を繋げる。
「コーネリア、EUに関しては聞いているな?」
「ああ、アクセルが直接出向くという話だが?」
「そうだ。後方にシャドウを10機程と、メギロート、後は……エキドナのヴァイサーガを寄こしてくれ。システムXNで戦力を直接送ってEUの部隊を叩いてくる」
「シャドウを10機持っていかれるのはちょっと厳しいが……まぁ、この場はしょうがないか。5分程待ってくれ」
「ああ。それと、ここにいる藤堂達を押さえる為に……そうだな、ムラタをこっちに寄こしてくれ。敵部隊の中でも腕利きのパイロットがいると知れば、拒否はしないだろう」
「そっちも了解した。では、ムラタがそちらに到着したら後方に退いてくれ」
その言葉と共に、通信が途切れる。
俺はムラタがやって来るのを待ち、連合軍の方はニーズヘッグの武装の威力を見て、更にはあっさりとナイトオブラウンズを仕留められたのを見て、迂闊に手が出せない。
そんな状態のまま膠着状態に陥り、数分。焦れたのか紅蓮がこちらへと突撃しようとしたその時、空から圧倒的な質量を誇るトリニティゲインが降ってくる。
『済まんな、アクセル。待たせたか?』
「いや、気にするな。それよりもこの場は任せる。あの赤い機体と黒い機体は凄腕のパイロットだ。お前の戦闘欲を十分に満たしてくれるだろう。存分に暴れろ」
『承知!』
オープンチャンネルで叫ばれたその声と共に、トリニティゲインが右手に五大剣、左手にシシオウブレードを構えたまま、その場で一番目立っている紅蓮へと向かって突っ込んでいく。
『ちょっ、え!? きゃあああああああっ!』
その途中にいたヴィンセント・エアを弾き飛ばし、それだけで機体を破壊し、コックピットブロックが後方へと射出される。
……まぁ、大きさ40mオーバーの特機だ。5m前後のKMFに比べると8倍以上の差があるだけにしょうがない。
ツイン・ドライブを使って後方へと移動しつつ、トリニティゲインの戦闘を眺める。
『うおおおおぉぉぉっ!』
未だに繋がっている通信回線から、ムラタの雄叫びが響き渡り、同時にトリニティゲインは紅蓮へと五大剣を振り下ろし……
『ええいっ!』
同時に、紅蓮は輻射波動で五大剣を受け止め……何!? その時、カレンが行った事は、正直俺にとっても予想外の光景だった。五大剣の刀身が命中したその瞬間、機体を斜めに、つまり輻射波動の盾そのものを斜めにしてトリニティゲインの剣撃を受け流したのだ。
同時に、下から揺動するように斬月がマシンガンを連射しつつスラッシュハーケンを使って攻撃する。だが、さすがはムラタというべきか、直撃してもダメージがほぼ
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