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転生とらぶる
コードギアスR2
0643話
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にする訳にもいかないしな。あくまでも本隊がこっちである以上、何かイレギュラーな事態があった時の為に俺がここにいる必要がある。それにEUの兵器ならパンツァー・フンメルだけだろう。シャドウとメギロートを連れてあっちを片付けた後はすぐに戻って来る」
「頼む」

 星刻がそう言葉を返した瞬間、オープンチャンネルを切って黙り込んでいる俺に我慢出来なくなったのだろう。パーシヴァルが右手のブレイズ・ルミナスをランス状にしながらニーズヘッグの胴体目掛けて突っ込んでくる。

「馬鹿が」

 呟き、ブラックホールエンジンからもたらされる出力を使い、拘束されている四肢を振り回す。するとどうなるか。答えは簡単だ。ニーズヘッグと繋がっているヴィンセント・エアが、スラッシュハーケン諸共に振り回される事になるのだ。そう、まさしくニーズヘッグの武器であるかのように。
 あるいは、力で無理矢理振り回さなくても、そもそもニーズヘッグには第2の腕ともいえるヒュドラがある。その先端にあるビームサーベルを使えば、スラッシュハーケンを切断するのは簡単なのだから。

『きゃああああああああっ!』

 再び付けたオープンチャンネルで、ヴィンセントに乗っているパイロット達の悲鳴が聞こえてくる。恐らくこの中には原作でもいたキューエルの妹とかもいるんだろうが……

『ふははははっ! お前の大事なものを寄こせぇっ!』

 ヴィンセントをまるで凧のように振り回しているニーズヘッグへと向かって、ランス状にしたブレイズ・ルミナスを突き立てんとパーシヴァルが襲い掛かって来るが……Eフィールドは突破したものの、その後に展開されているG・テリトリーを貫く事は出来ずに終わる。
 馬鹿が。ギアス世界で有数の攻撃力を持つ輻射波動ですら抜けなかった重力障壁を、その程度の攻撃でどうにか出来る訳がないだろうに。

「甘いな」

 呟き、両腕と両足に絡まっていたスラッシュハーケンごと振り回していたヴィンセント・エア4機を纏めてぶつかり合わせて……へぇ、コックピットブロックは無事に排出されたか。この辺、さすがパイロットの生存を重視したKMFだと賞賛すべきだろうな。

「ほら、お前の大事なものを、今度は俺に見せてみろ」

 スラッシュハーケンが外れて自由になった腕を使い、ニーズヘッグの3分の1しかない大きさのパーシヴァルを捕まえる。
 ブラックホールエンジンの出力をそのままに、パーシヴァルの肩へと力を入れていき……次の瞬間には両肩諸共握り潰される。

『馬鹿な、こんなデカブツを相手に……させてたまるか、人殺しの天才を舐めるなぁっ!』

 その言葉と共に、パーシヴァルの腰の部分からハドロン砲が……

「させるか!」

 呟き、T-LINKシステムを使い腹部の拡散ビーム砲を発射。
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