14話
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。入ってもらってください。」
「わかりました。」
「誰が来るんですか。」
「ラウンズの1人です。」
「はい、冗談でしょう。」
「私のその様な機能はありません。」
「勘弁してください。」
「社長、お連れしました。」
「ご苦労様です。そのまま、下がってください。」
「わかりました。失礼します。」
「失礼するわ。」
私とノエルは頭を下げて、挨拶します。
「クルシェフスキー卿にはご機嫌麗しく。」
「モニカでいいはプライベートとして友達に会いに来たのだから。」
「ありがとうございます。ではおかけください。」
「ところで、そちらにイレブンが製作者なの。」
「そのとうりです。」
「なるほどね、発表する事が難しいはずだわ。」
「彼の両親は、私にとって命の恩人です。彼を守る義務があります。ですが、彼の力を借りてばかりでふがいなく思います。」
私は、2人の会話を聞きながら、目の前のリボンの巻いた金髪のロングヘアの女性について考えます。
モニカ・クルシェフスキー、ナイトオブラウンズの1人で、ナンバーはトゥエルブ。
彼女は皇帝直属の護衛部隊であるロイヤルガードを統括する人物でもあるのですが、この人に関しての知識は1つだけしかありません。
全く役に立たない知識なのですが、ランスロット・アルビオンに秒殺された事のみです。
2人がどうして出会ったのかもわかりませんし、なぜ、技術者に会いたいのかもわかりません。
そんな事を考えていると、クルシェフスキー卿に話を振られます。
「ガジェットを製作したのがあなただと聞いたんだけど、ガジェットにどうして、トラップを仕掛けたの。」
まずいです。
ジェイルは自分の作品を知りもしない者達に使わせたくないから、トラップを仕掛けたようなのですが、それを話す訳にはいけません。
何か考えないといけません。
「自分の作り上げたものに責任を持ちたかった為です。」
「それは、どういうことですか。」
「私の両親は極東事変で死にました。私の作った物のは兵器に流用可能な代物です。そう考えると、戦火で両親を失ったのにその様な物を外に出して良いのかを考えるとどうしても納得がする事が出来なかったのです。それで、土木用としてのみ売り出しました。それでも、解析すれば、同じものを生産することが出来ます。だから、トラップを仕掛けました。」
出来る限り、悲しそうに言います。
「そうそれは立派な事だけど、それだけでは、やっていくことは出来ないわ。」
「どういう事でしょうか。」
「そうね、率直に言うわ。ガジェットの兵器としての利用が考えられているわ。」
「でしょうね。歩兵の被害を減らす事が出来ますからね。」
「その他にも、警備などにも使用可能よ。私が今日、あなた
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