暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
62話:帰ってきた日常(げんじつ)
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ぁ〜、なにこれ怖い。
「…よ、よう皆〜…ただい―――」
その瞬間、視界に映ったのは誰かの靴の裏と、なんか鎚のような何か………………………って、え?
「まぶりゅばっ!!?」
次に感じたのは痛みと衝撃。しかも両方とも顔。
視界が何回も回転するのを見届けてから、地面に落ちるのを感じた。
「な、何故…何故だ……」
「ようやく…!」
「一発入れてやれた…!」
痛みの引かない体を持ち上げてみると、そこには腰に手を当てて言う前者と、鎚のような何かを担いで言う後者。
「あ、アリサ…ヴィータ……」
「あんたねぇ!どんだけ心配したかわかってんの!?どんだけこっちに迷惑かかったかわかってんの!?」
「こっちは言いたい事山ほどあったのに、何逃げてんだテメェ、えぇ?!何かこっちに恨みでもあんのか、あぁ?!」
「なのはは泣くわ、フェイトは疲労で倒れそうになるわ、はやてはストレス発散だって言って揉み魔全開だったわ……わかってんの!?」
「終いには一週間経っても帰ってこなかったし……こちとらフラストレーション溜まりまくってんだよ、えぇ?!」
うわぁ…すごい剣幕だ〜。アリサ〜、胸倉掴むの止めて〜。あと顔結構近い〜。ヴィータはアイゼンの先っぽの部分目先に持ってこないで〜、これ俺が動いたら片目潰れちゃう〜。片目眼帯つけることになっちゃう〜。あ、でもそれはそれでかっこいいかも〜、あははは〜。
って、現実逃避している場合じゃない!今はこの状況を打破しなければ!
「ちょ、お前ら!ちょっと待てって!」
「これ以上待てっていうのか?」
「ごめん、一発じゃ足りなかったからもう一発…」
「すいませんお待ちください後でお願い聞きますのでお願いします」
二人の背後に不動明王が見えたので、結局は土下座で事なきを得た。
「ま、まぁお疲れ様」
「ありがとう、フェイト……そんな優しい言葉をかけてくれるのはお前だけだよ…」
「そんな事で泣かないでよ」
苦笑交じりに言うフェイト。三角座りで半泣きの俺に声をかけてくれる辺り、やっぱ優しいなフェイトは。
「そんな俺をしり目に楽しんでるのは、一体どうなんだろうか」
「あはは、まぁそうだね…」
顔を上げると皆飲み食いとかして、俺なんかいなくても楽しんでるし……
「俺なんかいらないんじゃね?」
「士は一応主役なんだよ?」
「この状況で主役だって言い切れる程、俺はМじゃねぇ」
帰って早々蹴られて殴られて、挙句の果てにはこの扱い。酷すぎやしませんかね?
それにアリサとヴィータにはお願い≠されてしまった。『二人を満足させる旨いお菓子を作れ』だそうだ。
「まぁヴィータはアイスで決まりだとして…アリサにはど
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