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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第371話】
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には眼帯を取って補助を行わないと難しいからな。 それをハイパーセンサーがあるとはいえ……恐れ入る」
感心した様にそう呟くラウラ――確かに、背部ブースターの繋ぎ目を狙ったりする辺り、射撃能力は高いだろう。
「我が部隊、黒ウサギ隊にスカウトしたいほどだ」
「それほどなのか?」
「うむ。 因みにだが我が黒ウサギ隊の軍服はミニスカートタイプが主流だ。 私は穿かないがな」
「成る程……」
「だ、だが……もしヒルトが興味あるのであれば……穿いて見せても良いぞ?」
軽く上目遣いでそう言うラウラに、照れ隠しで鼻の頭をかくだけにした。
ミニスカートタイプの軍服――明らかに広報目的にしか感じない、ドイツ軍広報の。
女尊男卑とはいえ、反論が無い辺りは軍服事態が可愛くて気に入ってるのか、はたまた別の理由か……。
そういや夏に見たラウラの黒服、あれがラウラの軍服……だと思うが、少し記憶が曖昧になっている。
――と、爆煙が晴れ、白式の装甲が少し黒い煤がついていた。
「っ……! 何とか凌いだけど……このままじゃ……! でも……まだ逆転出来る……!」
そうごちる声が聞こえてくる――と、美冬が。
「……うーん、何で織斑君はまだ逆転出来ると思うんだろう? 確かに諦めない気持ちは大事だよ? でも気持ちだけでどうにかなるのなら、皆逆転勝利できるし」
確かに、気持ちだけでどうにかなるなら苦労はしない。
……勝負を捨てないというのは悪いとは思わないが、一夏に足りないものは考える力かもしれない。
そう考える俺を他所に、玲は更に苛烈な攻撃を加えていく。
一夏も、当たらない様に避けるがかなりのエネルギー消耗故か、徐々にシールドエネルギーが削られていく。
「埒があかねぇ! 零落白夜で一気に決める!」
そう叫ぶ一夏の雪片から零落白夜の光刃が纏うと、白く輝きを放ち始めた。
「……一夏って、何でいつも手の内を晒す様な事を言うんだろうね?」
シャルの指摘に、それは俺も思うが実は俺も結構武装名を叫んでいたりするので人の事が言えない。
「織斑一夏の癖じゃないのかな? ヒルトも時折使ってる武器の名前叫ぶけど」
シャルの隣の美春がそう告げる――しかも、今まさに俺の考えていた事をそのまま伝えたので内心びっくりしたのは内緒だ。
「うーん、僕が六月に教えた頃は、あんまり叫ぶイメージ無かったんだけどなぁ……。 もしかして、篠ノ之さんの影響なのかな?」
そう言って離れて座って見ている篠ノ之に視線を移すシャル――因みにだが、今俺が座ってる周囲に美冬、美春、シャルにラウラと座っているので見る人によ
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