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lineage もうひとつの物語
オーレン戦役
炎の魔神
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「嗚呼、卒業記念に買って貰ったんだったな。父さん、母さん怒るかなぁ」

そしてひっそりとアレンの持つツーハンドソードにホーリーウェポンの魔力をかけると僅かに残された最後の魔力を使いテレポートしていった。
今まで何度となく振るい自分の手足のように感じたツーハンドソードに淡い光が浮かび上がった。
きっとサミエルだろう。

ありがとう
必ず・・・

そのツーハンドソードの柄を利き腕の右手で握り、左腕の籠手部分を刀身の中腹に当てイフリート目掛け突き進んでいった。







地上へ落とされギリギリのタイミングでホーリーウォークを発動させたケレニスはマヌエラと対峙していた。

「これはこれは。元宮廷魔導師長のマヌエラ様ではありませんか」

ケレニス!
マヌエラは予想以上の大物の出現に狼狽えた。
ラウヘルの側近中の側近であるケレニス自らが動いているとは思わなかったのだ。
メテオストライクを使った張本人。
自分一人では荷が重い。
アイスクイーンと戦い消耗しているケレニス相手でも勝てるとは思えない。
だがここで負ける訳にはいかない。
逆に消耗したケレニスはチャンスだと考えるのだ。
全身全霊をかけここでケレニスを倒す。

「まさかのケレニス様とはね。そんなに人材不足なのかな?」

「アイスクイーン様が邪魔でしてね。殺す予定でしたので私がお相手させていただいたのですよ」

成る程。
そっちがメインだったのか。
完全支配にはアイスクイーンは邪魔ということね。

「想定外のゾンビ出現でしたが貴女方が集まってきました。某姫君もいらっしゃるのかしら?できればご尊顔を拝見したいのですけども」

ゾンビ出現は想定外?
やけにタイミングが良すぎるが。
しかし今ここで殿下のことはバレるわけにはいかない。

「知るわけがない。噂には聞いているがお会いしたことはない」

「あら、そうですの。残念ですわね。まぁ、当初の目的は達成できそうですのでよしとしましょうか」

わざとらしく心底残念そうな表情で語るケレニスに苛つきながらナターシャの話題から逸らすべくその話にのる。

「目的達成?アイスクイーンはまだ死んではいない。それでも達成できたと?」

「貴女方の邪魔が入って殺すことは出来ませんでしたが魔族の姿で力を失わせることはできたようです」

「そのようだね。しかし時間がたてばアイスクイーンは元に戻るのでは?」

ケレニスは不敵な態度でそれに答える。

「ええ、そうでしょう。このまま時間がたてばですがね」

そして杖をトンッと地面に突くと戦場となっている広大な大地に巨大な魔方陣が浮かびアイスクイーン目掛けて光が飛び出した。
それはあまりにも大きく地上にいる者達には魔方陣とは思
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