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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第51話 バルトvs零治?再び………
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を超え、かなり酷い被害となった。

民間人に死傷者が出なかっただけマシかもしれないが、それでも修復しかけた管理局の信頼を再び消したしまった事に変わりなかった。

そんな事を考えながらながらヴェリエ・マーセナルは頭を抱えていた。
事態は深刻で事件の後処理を終えぬまま、上層部はクレイン・アルゲイルの処遇について会議が行われた。

「聖王教会に協力を打診しました。………しかし今の戦力でもし本当にあの伝説のゆりかごに起動されてしまえば………!!」

現在管理局はこれ以上の戦力をミッドチルダの方へ回す事は出来ないでいた。
全部隊を集結させ、事態の鎮圧を最優先すれば可能かもしれないが、管理世界を守る手前、あまり戦力を一か所に集中すれば手薄な場所から大きな事件が起きるかもしれない。
更に今、管理局が弱まっていると噂を流されて、敵対している組織や国が動き出すと更に厄介な事態に陥ってしまうからだ。

「もし本当に機動されても我が艦隊のアルカンシェルの一斉掃射で撃ち落としてしまえば良い!!」
「だがその場合地上の被害はどうなる!?」
「ならば大気圏を超えるまで待って………」
「聖王教会と無限書庫から発見された情報によればあれは2つの月のエネルギーを得ると驚異的な防御性能を得るそうじゃないか。それに時空跳躍したりと攻撃面に関しても艦隊に多大な損害を得る結果となりうる」
「ならどうする!?普通の砲撃の砲撃で墜ちるのか!?」

そんな会議が永遠と続き、結局特に方向性も決まらずこの場は閉会となった。

「私が奴を利用しようとしたのが間違いだったのか………?」

自問自答しながら椅子に深々と座るヴェリエ。結局会議もヴェリエ・マーセナルの決断にかかる事となった。

「どうすればいい………?俺はどうすれば………」

コンコン。

そんな時、ドアをノックする音が聞こえた。

「何だ?」
「お客様です」
「後回しにしろ、私は忙し………」

そんなヴェリエの答えの前に部屋へと入る人影が2人。

「大悟君、加奈君………」

中に入って来たのは管理局の矛と盾。エース・オブ・エースの神崎大悟と佐藤加奈であった………
























「………」
「大丈夫ですか?」
「オーリスか………すまん」

そう言ってコーヒーを受け取るレジアス。

「地上部隊はボロボロですね………」
「ああ。今回この地上本部でカーニバルを行う手前、地上部隊はかなり集結していたし、治安維持の為、かなりぎりぎりの人数を裂いたのだ………それが完全に仇となった………」
「こんな時に大変言いにくいのですが………」
「分かっている。本局の奴等がワシを失脚させようとしている
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