暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第51話 バルトvs零治?再び………
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
わね。多分だけど私の近くにはいなかったんじゃない?それで状況はどうなの?」
『新マリアージュシステムの成果でブラックサレナも無事修復し、再度戦える様になったけどやはり問題はその修復時間だね………完全修復まで20秒。その内にコアを見つけられ、破壊された機体が数体。やはりレリックコアの不足で中々研究がはかどらなかったのも大きかったかな』
「それでも数体ね。………となれば完成したものじゃない」
『私も求める完璧では無いがね。………それより君の憑代の体は大丈夫かい?』

そう言われ、零治は自分の体を確認してみる。

「内出血は体全体、出血も多々あるし、骨や筋肉も軋んでいる。………正直もう1戦ってなってたらこの体が持たなかったわね。普通の人間なら死んでもおかしくない状態よ」
『だけど彼の体には自己治癒力があったはずだよね?』
「それは瞬時ではなくかなり遅く徐々にって感じかしら?………まあそれでも人と比べたらとんでもない速さですけど」
『でもだからこそ、先ほどみたいな無理も普通に出来る………と』
「その代わり、どうも一部、体を完全に操れていない様に感じるのよね………さっきのバルト・ベルバインの時も本当は刺して横なぎに斬り裂こうとしたのだけれど、体が全く反応しなかったのよ。………まあそれでも虫の息だったし問題無いと思ったからあの場から撤退したのだけれど………」
『それはある意味幸運だったみたいだね。これを見てごらん』

そう言われて通信端末の映像に新たに映し出された映像を見た。

「………ああ、この子達か」
『そうだよ、有栖零治の家族の5人だ』

先ほどまで戦闘していた場所に星達有栖家が駆けつけていた。

『君が離れてから約10分後くらいだね』
「もたもたしていたら追いつかれていたわね………今の状態であの人数相手は流石に無理だわ」
『取り敢えず最大の目的は達した。もう少し場を混乱させておくから君はゆりかごまでクローンを連れて行ってくれ』
「了解」

そう返事をして通信を切る。

「………本当はあの5人を一番早く処理したいのだけれど………まあそれは今度のお楽しみって事ね」

そんな事を呟きながら零治は静かにその場を後にした………





















「どうしてこうなったんだ………」

事件発生から数日。やっと事件は鎮静化した。………と言っても未だに会場は悲惨な状態で、放置した状でであり、事件の被害は甚大だった。

民間負傷者数千人。管理局側もあの場にいた地上部隊負傷者バリアアーマー装備のメンバー含め全部隊の9割。地上部隊のバリアアーマーはブラックサレナが消えた後も暴れまわり、その鎮静化による被害だ。
更に救援に向かった空の部隊も負傷者が6割
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ