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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第51話 バルトvs零治?再び………
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らしい感じの女の子向けだと思っていたが、蓋を開ければ空中で高速戦闘をしながら巨大なビームを発射したり、激しく斬りあったりとそんな生易しいものでは無かった。
「さて……と、ゲームは………」
そう呟きながらあいうえお順に並んでいるゲームを確認してみる。
「………あれ?」
しかし魔法少女リリカルなのはと言う題名のゲームは見つからなかった。
「売り切れか………?いや、新しいソフトじゃないから売り切れは無いか。中古で無いのかな?」
そう思いながらもう1度確認してみるがやはり無かった。
「………仕方が無いか」
別にどうしても欲しいわけでも無いので俺はそのまま店の外に出た。
「………帰るか」
そう呟きながら帰路についた俺だが、ふと、確認したアニメを見ながら変な違和感を覚えた。
「………あれ?女の子の髪形や色ってあんなだっけか?あのなのはって子はポニーテールだっけ?フェイトって子は髪は金髪だっけ?はやてって子もそうだ………」
何故そんな違和感を感じたかは分からない。思い出そうとしても思い出せない。
「何でこんなにも引っかかるんだ………どうしたんだよ俺………」
そう自問自答してみるが当然答えは返ってこなかった………
互いに神速の速さの戦いは続く。
「こんな速さ私じゃ………!!」
援護しようにも2人のスピードが速すぎてバルトに当ててしまうかもしれないと思ったなのはは中々手を出せずにいた。
「………だったら」
そう呟いてなのはは集中する。神速の弱点はその持続時間、そしてその後の反動。技をよく知っているなのはだからこそ、瞬時に頭を切り替えた。
「バルトさん、後は私に………だから必ず耐えて………!!」
そう思いながらなのはは集中するのだった………
「遅い!!」
「ちっ!?」
そんななのはの視線の先の2人はその短い時間の中で何度も激しい戦いを繰り広げていた。
零治の斬撃を頬にかすめ、舌打ちをしながらお返しとばかりになぎ払う。
「モーションが大きいね」
その光速の中、呟く零治。
バルトの攻撃を避けながらすかさず追撃に出る零治。
零治の言う通り、零治とバルトの2人の戦いは終始、零治の方が圧倒していた。
刀と鞘による手数の多い攻撃と一撃必殺の斧による攻撃。激しいクロスレンジでの戦闘の為、互いに無傷とはいかないが、そこにスピードでバルトに少々勝っていた零治に分があった。
「ほらほら!!」
「くそっ!!」
横なぎに斬り裂いた斧の一撃は零治の鞘により受け流され、その隙を零治は見逃さずすかさず追撃をする。そ
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