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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第370話】
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「……そうだな。 ではヒルト、昨日の約束……私はいつでも大丈夫だからな?」


 そう言って頬を朱色に染めるラウラは、先に自分の席に戻った。

 ラウラの言葉に、欲望の塊が素直に反応し、半突起状態に――節操なさすぎだ、俺。


「……? ヒルト、ラウラと何の約束したの?」

「え? あ、あぁ……ちょっとな?」

「……ふーん。 あ、そうだ、ヒルト」


 顔を寄せてシャルはそっと俺に耳打ちをする。


「……こ、この間の続き……ヒルトの時間の都合があれば……僕はいつでも良いからね……?」


 喋る度に呼吸が耳に吹き掛かり、ゾクゾクすると同時に今の言葉で半突起状態から完全突起状態に――朝からこんな状態がバレたら去勢されかねん。


「じゃ、じゃあね?」


 耳打ちを終えたシャルは、ラウラ同様頬を朱に染めたまま自分の席に戻っていった。

 ……何だか、脱童貞の日が近い気がする。

 そう思いながら机に突っ伏すと、ひんやりした机の感触が心地よく、俺は軽く瞼を閉じながらHR開始を待つのだった。
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