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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第370話】
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合見学だな」
「うん。 ……んと、お兄ちゃん? 私、勝手に理央や玲ちゃん、しずちゃんを選んじゃったけど良かったのかな? 私、実力知らなくて……」
「あ、実力なら心配しなくていいぞ? 正直、三人とも何で代表候補生に選ばれないのかが不思議なぐらい強いから」
言ってから前の模擬戦を思い出す俺、レギュレーションの取り決めは無いものの、彼女達なら大丈夫だろう。
零落白夜の光刃だけ気を付ければ問題ないし。
そう思っていると、続々と教室に入ってくる一年生生徒。
「……そろそろ座ってごろごろしてるね?」
「おぅ。 んじゃまたな」
自分の机に戻る美冬――と、シャルとラウラの二人が教室に入ってきた。
「ヒルト、おはよう」
「む? ……ふむ、どうやら目立たなくなっているようだな。 安心したぞ。 ……っと、おはようヒルト」
「あぁ、二人ともおはよう。 ラウラには心配かけたな、とりあえず目立たないだろ?」
「うむ。 ……とはいえ、傷が目立たないだけでその下には残っているのだな……」
そう言ってラウラは一夏へと視線をやるが、当人は机に突っ伏していた――平手打ちされた頬でも冷やしてるのだろうか。
「……二人とも、何の話をしてるの? 僕に内緒で話してると、何だか寂しいな……」
そう寂しそうな笑顔を見せるシャルに、困った様な表情を浮かべるラウラ。
「シャル」
「え?」
軽く俺は自身の耳たぶを二回叩くと、意味が通じ、プライベート・チャネル通信が繋がった。
――というか、とりあえず他の人に訊かれたくない場合はこうやって機能をフル活用したりしている――学園の特記事項に違反はしてるが、必要悪というやつだ。
『実は昨日――』
昨日の美冬と同様の説明をする俺。
説明を終えると悲しそうな眼差しで一夏を見てから、俺へと視線を戻す。
「そうだったんだ……。 まだ痛むの?」
「あぁ、でも内密にな? 騒ぎを大きくしたくないし」
「ぅ、ぅん……」
頷くシャルに、笑顔で応えると俺は更に――。
「あ、そうだ。 今日の訓練中止していいか? ちょい模擬戦見学したくてな」
「あ、勿論大丈夫だよ? 怪我してるなら無理しない方がいいし、模擬戦見るのも勉強の一つだもん」
いつもの笑顔でそう言うシャルに、内心ホッと一息つくと――。
「ふむ。 ならば今日は私も模擬戦の見学といこうか。 場所は?」
「第二アリーナ」
場所だけを言うと、ラウラは忘れないようにメモを取り出して記入した――シャルもだが。
「僕も見学するよ。 あ、そろそろ席につかないと」
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