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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第370話】
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で居れば、疑問にも思うだろう。
「あ、ちょうど良かった。 あのさ、急で悪いんだけど、三人とも今日の放課後空いてるかな?」
「「「え?」」」
教室に入ってきた三人に手を合わせ、お願いする美冬に互いに顔を合わせる三人。
「おー、放課後なら空いてるから私は大丈夫ー」
「俺も問題ないぜ? てか美冬にお願いされるのって初めてだよな」
「そうだね。 あ、勿論私もOKだよ?」
三人からめでたく許可を貰った美冬は、嬉しそうに三人の手を取ると耳打ちする様に放課後行う一夏との模擬戦の説明を行った。
一方の一夏は、首を傾げて見ているだけで、未だに俺へ謝ろうともしない。
まあ、もうこいつが謝るのすら想像できないし、どうでもいいかなと思い始めた。
「――って事なの、いいかな?」
「おー? 勿論だー。 ワンサイドゲーム、されないぞー」
「俺も良いぜ? 正直、織斑の実力もちゃんと見たかったしな。 ヒルトとは以前模擬戦したが、俺的に結構強かったし」
「うん。 じゃあ放課後第二アリーナで、ワンサイドゲームにならない様に頑張ります」
そう三人が言うと、一夏は――。
「どうやら決まったようだな。 じゃあ放課後に第二アリーナ向かうぜ」
そう言って平手打ちされた頬を擦りながら自分の椅子に座る一夏、他の三人も自分の席に座るや、美春がやって来て。
「……ヒルト、美冬、織斑一夏と何かあったの?」
「あ、まあな。 でも美春が知れば一夏を殴る気がするから聞かない方がいいかも」
「……人間社会で、知らない方が幸せって事もあるって何かの書物で読んだよ。 わかった、でも放課後、模擬戦見学は良いよね?」
美冬に視線を移す美春――その言葉に、小さく頷くと。
「勿論だよ。 お兄ちゃんはどうする? 確か今日はシャルと訓練だよね?」
「見学するよ。 シャルには後で説明するし、多分納得してくれる筈だから」
そう言うと、美冬はまた小さく頷く。
美春もとりあえず放課後来ると決まったからか、自分の机に戻っていった。
「……結局織斑君、お兄ちゃんに謝らなかったね?」
そう言って一夏へ視線を移した美冬につられて俺も一夏を見る。
よほど強烈な平手打ちだったのか、まだ頬が手のひらの形で真っ赤になっていて、何やらぶつくさと独り言をごちっている。
「……だな、多分青アザが見えないからだろ? てか青アザあるまま登校する方が問題になるし」
「……うん。 でも誰も気付かない辺り、美冬の腕もなかなかでしょ♪」
ニッと白い歯を見せて笑う美冬。
「……まあな。 とりあえず、今日は試
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