コードギアスR2
0642話
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Kシステムでこちらへと急速に近付いてくる敵機を確認し、ツイン・ドライブを使って上空へと移動する。その次の瞬間、ブレイズ・ルミナスを右手に展開し、ランス状にして突っ込んでくる機体が数秒前までニーズヘッグのいた空間を貫いて行く。
今のは、確かナイトオブラウンズの……
『はーはっはっは。お前の大事なものは何だ? 異世界人だというのなら、俺の知らないものが大事なんじゃないのか? それを教えろぉ!』
ちっ、やっぱり予想通り自称ブリタニアの吸血鬼か。どうせなら捕らえてエヴァにでも差し出してやりたいが……
そんな風に思っていると、ルキアーノのハーレム部隊、グラウサム・ヴァルキリエ隊のヴィンセント・エアが姿を現し、ニーズヘッグの手足へと腰のスラッシュハーケンを伸ばしてくる。
『ちょっと! ブリタニア軍が邪魔をしないでよね! こいつは私達黒の騎士団の敵よ!』
『だぁまぁれ。こんなデカブツたった1機に手こずっていたお前達に、偉そうな口を利く権利はない!』
四肢をスラッシュハーケンで拘束されながら、そんな風に通信を聞くが……デカブツねぇ。15m程度の小型機でデカブツと言われるとは思ってもみなかった。まぁ、KMFと比べるとどうしてもそうなるんだろうが。
そんな風に思った時だった。緊急用の通信が入って来たのは。
何だ? この回線はよっぽどの事がなければ使わないという風に決めておいた筈だが。
そんな風に思い、オープンチャンネルを一端切って通信を繋げる。
「アクセル!」
「星刻か。この通信回線を使ったって事は何かあったのか?」
「ああ。やられた。……EUが陽光の領土に武力侵攻してきた」
「……何?」
予想外のその言葉に、思わずそう言葉を返すしか無かった。
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