コードギアスR2
0642話
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だが……それもまた、甘い。
「ジャマー発動」
ニーズヘッグに装備されているジャマーが発動し、こちらへと向かっていたミサイル全てをあらぬ方向へと飛ばして行く。
『それでもぉっ!』
だが、カレンにしてもミサイルでこちらにダメージを与えられるとは思ってもいなかったのだろう。ミサイルの散っていった中心を通り抜けるようにして異形の腕を叩きつけて距離を詰めてくる。
そんな紅蓮目掛けて、腹部の拡散ビーム砲を放つが……
『バリアを持ってるのがそっちだけだと思わないでよね!』
機体の前に差し出された右腕が輻射波動を纏って拡散ビームを受け止める。
へぇ、これはちょっと予想外。確かに輻射波動で攻撃を受け止めるというのは原作でもやっていたし、ギアス世界にいる時の戦いでも何度か見た事があったが……まさか、拡散しているとはいっても、ニーズヘッグのビームを受け止める事が出来るとは思わなかった。
そんな俺の予想通り、さすがに多少の無理はあったのだろう。一気にこっちに近付いてくるかと思いきや、どこか慌てたように後方へと距離を取る。
『そんな、白兜の攻撃も受け止めたのに、あんなに小さいビームを受けただけでこんなに……』
オープンチャンネルが繋がっている状況で呟くのは失策だな。
『紅月君、諦めるな! ここで諦めては黒の騎士団が……日本が!』
『藤堂さん。……はい!』
自信の源でもある輻射波動が、拡散ビーム砲という見るからに牽制程度の武器で大きな負荷を受けたショックに打ちのめされようとしたカレンだったが、タイミング良く藤堂の檄が飛ぶ。この辺はさすがに奇跡の藤堂といったところか。だが……
「日本を取り戻すという割には、ブリタニアと手を組んでいるようだが?」
『そ、それは……ゼロが決めた事よ!』
「まぁ、ブリタニアに尻尾を振ってお情けを貰うというのなら、それもいいだろ……っ!?」
その言葉を聞いた途端、再び振るわれる紅蓮の右腕。同時にスラッシュハーケン――飛燕爪牙――も放たれてこちらを狙ってくる。それをヒュドラのスラスターを使って後方へと移動して回避し、頭部のビームバルカンでスラッシュハーケンを迎撃する。
『ブリタニアに尻尾を振るですって! ふざけた事を言わないで!!』
先端が破壊されたスラッシュハーケンを引き戻しつつ、Eフィールドが展開されていないことを期待したのかニーズヘッグの下へと潜り込み、輻射波動の内臓されている右腕を展開し……ワイド版か? 無意味な真似を。
そんな俺の予想通りに広範囲に展開された輻射波動がニーズヘッグへと襲い掛かるが、広範囲に攻撃した分当然威力は下がっており、Eフィールドすらも突破出来ずに動きを止める。だが……
「何っ!?」
T-LIN
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