コードギアスR2
0642話
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、黒の騎士団の最高戦力2機は俺が引き受けた」
「なるほど、了解した。ならば私はシャドウミラー隊を率いて黒の騎士団の本隊に攻め込もう。メギロート隊を前線に、スレイ、シャドウ隊は半数を後方から援護射撃、残りは私達と共にメギロートが敵に突っ込んで起こした混乱に乗じて攻め込むぞ」
そんな風に指示を出しているコーネリアの声を聞いていると、斬月と紅蓮可翔式がこちらとの距離を縮めて来る。
確かに今の一撃で圧倒的な被害を受けた黒の騎士団としては、俺を放置してはおけないのだろう。そして生半可な機体とパイロットではどうしようも無いから最高戦力を出してきたのは分かる。だが、シャドウミラーの最高戦力は俺だが、俺以外の戦力も十分以上に強力なのだ。
「まあ、今のを見てそう思うのは無理も無いけどな。さて、行こうか」
左右に分かれ、ニーズヘッグを挟み撃ちにせんとして向かって来る2機。斬月は制動刀で斬りかかり、紅蓮可翔式は直接輻射波動を叩き込まんと異形の右腕を振りかぶる。
そうだな、黒の騎士団最高戦力の2人だ。ここで圧倒的な戦力差を見せつけ、意志を挫いておけば後々やりやすくなるか。
「格の違い、というのを見せてやろう。来い」
オープンチャンネルでそう告げ、動かずにその場で待機するニーズヘッグ。
『舐めるなぁっ!』
『弾けろぉっ!』
藤堂とカレンが叫びつつ、言葉通りに動かないニーズヘッグへと向かって各々の武器を振るう。だが……
『何!?』
『そんな、嘘でしょ!』
信じられない、とばかりに上がる2つの叫び声が聞こえて来る。何しろ制動刀はEフィールドを突破出来ずに弾かれ、紅蓮可翔式の輻射波動はEフィールドこそ突破出来たものの、そこで殆どの破壊力を消耗してG・テリトリーに防がれたのだ。
基本的には5m前後しかないKMFなので、15mのニーズヘッグに対して力不足だったというのは当然あるだろう。だが先程俺が口にしたように、最新のKMFでもニーズヘッグを相手にした場合はまさしく格が違うとしか言えないような状況だったのだ。赤子と大人。いや、それ以上の力の差。恒常的に纏っているニーズヘッグのバリアを突破出来ない今の状態がそれを如実に表していた。
とは言っても、さすが輻射波動と言うべきか。ニーズヘッグのEフィールドを突破したのを思えば、恐らくシャドウのG・テリトリーだけでは防ぎきれないだろう。バリアすら無いメギロートならどうなるかは、考えるまでもない。
「もう終わったか? なら次はこちらから行くぞ」
呟き、T-LINKシステムを使いヒュドラを操作する。
左前方のヒュドラは3本のビームサーベルを展開して斬月へと斬りかかり、右前方のヒュドラは3門のビーム砲から紅蓮可翔式へと向かってビームが放たれる。
『何ぃ
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