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魔法科高校の有能な劣等生
無理矢理

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「無月、君は争奪戦に参加するのか?」

「行き成りだな、それ。」

無月と達也は学校内の見回りをしていた。
別にしたくて見回りなんかしている訳では無い。
無理矢理にやらせれているのだ。
担任、斎藤磨寒の命令で、
そこで風紀委員と協力し面倒事が有ったら風紀委員と言葉通りに協力して解決しろと、
上から目線、とは言えなくも無い。
学校の先生なんてそんなもんだ。
言う時は全部、上から
下手に下から出ることなんて見たことも無い。
しかもよりによって、こんな奴と、、、

「出ようとは思っている、かな、」

実際の所は出たいと思っているが、何故か言葉が曖昧になる。
その原因は多分、司波達也という存在に話しているからだろう。
最近は別に気に食わないとは思わない。
逆に最近は尊敬の様な物を抱いている。
行動力、判断力、その他もろもろは明らかに自分より上
いや、別次元と言っても過言では無い。
そんな奴と話すのは少し、骨が折れる。

「そうか、実は俺も出てみようとは思っている。」

「いいんじゃねぇかそれで、
お前は実力も有るし風紀委員だし皆から期待それてそうだし。」

後半は何故、俺はコイツを褒めているのか?
そう疑問に思ったが、実際そんな物なのだろうか?
そんな意味の分からない回答が頭で浮かび上がり沈んていく。

「お前も出場するのなら、楽しみだ。」

「それは、どういう意味でだ?」

「普通に、俺の思っている事をそのままに言っただけだ。」

やはりコイツは理解できん。
そんな適当な評価をしつつも辺りを見渡し何か以上は無いか確認する。
風紀委員の仕事の1つ
巡回&見回り
どちらも意味は似ているようで、もうそのままなのではと言いたくなるが、そこは敢えて言わない。
それに無理矢理参加させられた理由はなんなのだろう?
それが今の無月の頭の中でグルグルと回っていた。


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