コードギアスR2
0641話
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愚昧なる大宦官よ。貴様等は自らの欲の為に民へと圧政を敷いてきた。その罪、今ここで私が裁こう!』
『何が罪じゃ! 儂等こそがこの中華連邦を導く者。儂等の行いこそが真に正しきものとなる!』
先程とは違う大宦官の声が響く。
『ふっ、自分達だけで私達に戦いを挑んだ時はこれ以上無い程に完敗し、その映像を世界中に公開されたな。そして今度は自分達だけでは私達に勝てないからとブリタニアや黒の騎士団に尻尾を振って戦力をねだったか。それで国を導く? その国すらも己の力で守れぬような者共が、大言壮語を吐くな!』
『ぐっ、ぐぎ……黙れ、黙れ、黙れぇっ! そ、そこまで言うからには、もう容赦はせん! 貴様等全て皆殺しにしてくれるわ!』
『ふん、皆殺しとはまた豪毅な事を言うな。だが、自らの手を血で汚す覚悟もない軟弱者に殺される程、陽光の者は弱くはないぞ!』
『黙りゃぁっ!』
完全に役者が違うな。この放送を聞いている者達誰もがそう思った事だろう。
そして……
『全軍攻撃せよ! 陽光を名乗る賊共を殲滅するのじゃ!』
『陽光軍、攻撃開始! シャドウミラーも各自攻撃の開始を頼む』
大宦官と星刻の言葉が同時にオープンチャンネルで響き、ギアス世界でも最大級の大戦の幕が切って落とされた。
「シャドウミラー隊、攻撃を開始せよ。中華連邦軍は陽光軍に任せて構わない。俺達が倒すべき敵はブリタニア軍と黒の騎士団だ! コーネリア、指揮を頼む。俺はいつものように敵の陣形に風穴を開ける!」
告げつつ、まず狙うのは黒の騎士団だ。基本的に前衛に中華連邦と黒の騎士団、後方にブリタニア軍という陣形である連合軍な為、陽光が中華連邦と、そして俺達シャドウミラーが黒の騎士団と戦う事になる。
もちろんブリタニア軍の戦力が出てくれば迎撃するし、メギロートで陽光の部隊の援護もする。
……まぁ、陽光の援護は必要無いかもしれないけどな。
チラリとジークフリートがブレイズ・ルミナスと電磁装甲でガン・ルゥやロンダンの攻撃を弾いているのを見ながら、ニーズヘッグの中でいつも通りに開幕の花火を上げる準備をする。
「システムXN、起動。転移座標入力。転移フィールド生成開始」
システムXNが起動し、ニーズヘッグを光の繭のような転移フィールドで包み込む。
同時に、こっちが行っている行動に気が付いたのだろう。黒の騎士団の主力KMFである暁が飛翔滑走翼を使って空を飛びながらこちらとの間合いを詰めてくる。
だが、それを防がんと俺の隣にいるヴァイスセイヴァーとラピエサージュが射撃の雨を降らせ、当たる端から撃墜していく。
……この辺、やっぱりKMFだけあって防御力は低いよな。
そんな風に思っていると、やがて転移フィールドの生成が完了し……
「転移」
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