コードギアスR2
0641話
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モンにそう言葉を返し、映像に上空を映し出す。
その大きさと絶対の防御力から、敵の精神的支柱であると思われるダモクレス。その存在を撃破する為、シロガネは既に宇宙空間でASRSとミラージュコロイドを使用して待機している。
「ダモクレスはあくまでも頑丈な補給基地と考えていいだろうからな。その補給基地が無くなった後で向こうがどう出るか……」
そう呟きつつ、自軍の構成へと視線を向ける。
地上部隊がガン・ルゥのみなのはこちらも変わっていない。違うところがあるとすれば、中華連邦と違ってこっちで新たに設計したミサイルポッド付きのガン・ルゥとなっていることか。そしてブリタニアから流用したヴィンセント・ウォードとガレスが空を飛び、星刻が乗り込んでいる金色の指揮官用ヴィンセント。ただ、その中で異形を誇っているのは洪古の操るジークフリートだろう。当初は色々と戸惑っていたようだが、現在ではかなり上手く操れるようになっていた。電磁装甲とブレイズ・ルミナスというKMF相手には鉄壁の防御力と、武器が巨大なスラッシュハーケンしかないという理由もあって最前線に位置している。これらが陽光の戦力であり、その隣に存在するのが俺達シャドウミラーの戦力だ。
俺を始めとした幹部の機体は言うに及ばず、この世界どころかOGs世界でも有数の性能を持つシャドウ。そのシャドウを操縦しているのは、一流と超一流の壁を破りつつある性能を発揮している量産型Wだ。腕で言えばナイトオブラウンズと互角以上のものを持つ者達が約100人。このシャドウはスレイが指揮する事になっている。
そしてこの世界でも何だかんだあって、俺達シャドウミラーの象徴ともいえる機体になりつつある虫型の機体メギロートが、大量に空を飛びながら出撃の時を待っている。
「それにしても、ルルーシュにしろシュナイゼル兄上にしても何を考えているのだろうな。てっきり、以前中華連邦がやったように複数から同時に攻め込んでくると思っていたのだが」
自軍の様子を見ていると、コーネリアが誰にともなく呟く。
そう、今のこの戦場を見て貰えば分かる通り、何故か向こうは正面から戦いを挑んできたのだ。
以前の中華連邦との戦いや、アーニャを捕獲した時の戦いでこちらの戦力は十分以上に理解している筈だ。それなのに、負けると分かっていて何故正面から向かってくる? あるいは、黒の騎士団の戦力やダモクレスに対する自信からか? そうも思うのだが、俺の知ってるシュナイゼルやルルーシュがそんな下らない理由で無謀に挑んでくるとは思えない。あるいは、もし他に手段が無かったとしたら、ビスマルクや他のナイトオブラウンズも戦場に出して来る筈だ。
「何かを企んでいるのは間違い無いと思うのだが……」
「戦場に関しての地の利は俺達にある。何らかの罠を仕掛けるというの
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