スクエア関係
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る事やってるねぃ、イングズ君!」
「……今は離れてはいるが、兵士として姫様をお守りする気持ちは変わりない」
「は? 何? じゃあお前、1度もチュ〜だのその先もないのか、した事??」
呆気にとられるデッシュ。
「 ────何の話だ? 」
「うわ〜出た、ウブ野郎?!……てかアレだな、大真面目なキミはきっとお姫様の方から誘われてもお断りするタイプだろ! 勿体ない……、なんて勿体ないんだ! 今すぐ俺と替われ、立場!!」
「断ると云っているだろう」
「へ、そうなのかイングズ? 姫さんから"何か"誘われても、断ってたのかよ??」
「 ────── 」
ルーネスから覗き見られるように問われイングズは、きまりが悪そうに顔を背ける。
「……あぁもう、何1つの部屋に男4人集まってるのよ! しかもうっさいわね、他の人に迷惑でしょ? 特にデッシュ、あなた静かになさいよねっ!」
そこへレフィアがやって来て叱りつけてくる。
「おおレフィア、ごめんよ……! お詫びに、どうだい今夜………俺と、聖なるひと時を───ぐほぁ?!」
鋭い蹴りを腹にお見舞いするレフィア。
「バカじゃないの、このドスケベ!……あんた達、こんな人と話てるとロクな男にならないわよっ」
レフィアはそう云って踵を返してゆく。
「おおう……、たまらなんなあ……! 是非ともベッドでカクトウギの続きを────!」
「格闘したいのかデッシュ、おれがモンクになって相手になろうか?」
何故かそこで、ルーネスが名乗りを上げる。
「ノンノン……、キミとやるつもりはないぜ。しょうがない、外へ出て他に麗しき女性を捜してくるか……!」
デッシュは1人、フラっと部屋を出て行く。
「あ、あの人……ほんとに女性に目がないみたいだね。サリーナさんが心配するのも無理ないよ」
「サラ姫様には断じて会わせない。奴が城まで行こうものなら────斬りふせる」
「(うわぁ、本気だイングズ……っ)」
戦々恐々してしまうアルクゥ。
「なぁ、それよりさ……ベッドでカクトウギって何だ? 新しい技か!? デッシュがやりたがるくらいだから、相当すげーんだろうなぁ? 教えてもらいたいぜっ」
「アルクゥ、この馬鹿者に教えてやったらどうだ。私は席を外そう」
「え? ズルいよイングズ……! 僕にルーネスの相手させて自分は逃げるなんてっ」
「二人してかかってこいよ、相手になるぜ!!」
「 ────いいだろう、私は逃げない。怪我をしても、知らんぞ」
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