13話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
為に、3人に言います。
「じゃあ、念動フィールドを二層にしたらどうですか。一層目を普通の念動フィールドにして、二層目を機体全体を覆う形で発生させたらどうですか。」
「なるほど、念動フィールドの負荷を全体で覆っているサイコオーラで防ぐというのですか、どう考えますかね。」
「アイデアとしては面白いと思うよ。」
「その場合、それぞれを独立したシステムして、確立する必要があります。」
「技術的にはやってやれない事はないが、簡単にいかないだろうね。楽しくなってきたよ。」
「そうでね。だけど、難しいと思うよ。負荷を外と内に向けようというんだからね。」
「遣り甲斐はあるんだがね。」
「本当にできるんですか。」
「データ上では不可能でない事はわかっている。アイデアを貰ったんだ形にしてみよう。」
「でも、僕はあまり手伝えそうにないよ。」
「私もです。」
「仕方ないだろうね。2人とも解析に苦労しているようだしね。」
「そうだね。TEエンジンは面白いエンジンなんだけどね。ターミナス・エナジーの収集と動力変換が難しいからね。高出力ではあるんだけど、出力調整がうまくいかないんだよね。それでも、形にはなって来たんだけどね。」
「テスラ・ドライブは素晴らしい推進装置なんですが、どうしても、私の知識が追いついていないようなので、なかなか解析が上手くいかなくて。」
「でも、そのおかげでエナジーウイング基本論理を確立したじゃないか。おめでとう。」
「喜んでばかりできませんよ。テスラ・ドライブは重力質量と慣性質量を個別に制御可能なんですから。」
「そんな事無いでしょう。素晴らしいと思いますがね。(エナジーウイング。確か、ランスロット・アルビオンと紅蓮聖天八極式に搭載されていたシステムですよね。もうそこまで来ているんですか。)」
「でも、テスラ・ドライブを解析しないとこんなに早くいかなかったですね。」
「ですが、フロートユニットとテスラ・ドライブって、かなり違いませんか。よく参考になりましたね。」
「確かに、アプローチの仕方が違うからね。そう思うのも仕方ないね。でもね、何が原因で技術が進むか分からないものだよ。この場合、対抗心だけどね。」
「そうだよ。セシル君悔しかったんだよ。その結果がエナジーウイングだよ。」
「ロ、ロイドさん。」
「でも、事実だろう。」
「それは、そうなんですが。」
そう言って、言葉が切れて、しばらくして、ロイドが口を開きます。
「まあ、僕もナイトメアフレーム設計図は出来たんだかどね。何だか、物足りなくなってね。書き直そうと思ってるんだよ。」
「設計図見せてもらえませんか。」
「いいよ。」
ロイドはそう言って、パソコンにディスクを入れます。
そうすると、ランスロット・コンクエスターと思わしき、設
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ