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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第368話】
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な評価をしてくれと言ってるらしい……。

 ――だが、日本という国はどうしても活躍した有名人の弟となるとそちらを応援したくなる上、メディアでも好意的に取り上げてくれる。

 反面無名の俺は対抗馬として取り上げても一夏との対比が精一杯だ――まあ、まだメディアへの情報統制がかかってる以上は無理だろう。

 一応今度のキャノンボール・ファストではメディア関連の人も多数入るからそこで活躍すればもしかすると評価も変わるかもしれない。

 前年度のコース内容を調べたら、専用アリーナのオーバルコースを三周回る、単調な内容だが――今年は専用機持ちが俺を含めて一年が十人、もし完成が間に合えば更識さん含めて十一人。

 かなり混雑するが、多分単調なだけではなく二周目からは何か仕込む可能性も少なくないだろう。

 ――とはいえ、キャノンボール・ファストの訓練は来週からだし、今は過去のキャノンボールレースの録画等で確認してイメージトレーニングが先行だろう。

 ――というか、実はキャノンボール・ファストで使用出来る武器が近接戦闘の武器のみで、妨害とかあまり出来ないんだよな……今さら武装変更もする気無いし、俺は俺で頑張るしかない。


「まあいいじゃん。 政府が一夏推しでも俺は俺、注目されないなら気軽にやれるしさ」

「……そうだけど……でも、前に政府関係の人が話してたけど、織斑君を仮の代表候補生に推薦するみたいな事、言ってたし……お兄ちゃん、頑張ってるのに全然評価されないもん……」

「だから気にするなって、別に代表候補生になれなくても評価されなくても俺は俺さ。 モンド・グロッソに興味はあるが日本は代表候補生が多数いるし、激戦区だからな」


 実際、日本はかなりの激戦区で美冬に未来、更識さんと専用機を持っていて、持っていない子でも代表候補生は上級生に居たりする。

 それに加えて今の話が本当なら一夏も加わり(今のままなら驚異になるのは零落白夜だけだが)、更に篠ノ之に至っては代表候補生ですら無いのに専用機持ちだからIS加盟国からすれば喉から手が出るほど欲しい存在だし……まあ、実際は機体が欲しいだけかもだが。

 ――てか、よくよく考えると俺も代表候補生じゃないのに専用機持ちだな、まあこれは世界初の男子操縦者だからだろうが。


「何にしても、俺は俺さ。 な?」

「……そうだね。 でも、せめて私や美春、お母さん、お父さんはお兄ちゃんの味方だからね? 後、みぃちゃんも」


 ニコッと微笑む美冬に、軽く頬をかくと。


「とりあえず、これなら出歩いても青アザバレないよな?」

「あ、うん。 腫れ具合の感じだと多分土曜日までには治ると思うよ。 それまでは朝、私が化粧しに来るね?」

「おぅ。 手間かけ
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