第42局
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も囲碁の世界に踏み込んでこれる可能性があるんじゃ。院生という場所で、プロの予備軍たちが腕を競っておるのじゃ。まあ、囲碁の塾のようなもんかの。どうじゃね、おじょうちゃんも希望しておることじゃし。親として子供の可能性を伸ばしてやっては?」
「非常にためになるお話でした。子供の可能性を伸ばすのは親としての義務ですよね」
「まったく、おっしゃるとおりじゃ」
「あかり!」
「……は、はい」
「囲碁の勉強、しっかりがんばるのよ」
「……お、お母さん……」
あきれ顔で母を見るあかり。そして、唖然と見つめる緒方、芹澤、ヒカル、そして佐為。
−……ヒカル、これでよかったのでしょうか?
−……わかんね……。
桑原がニヤリと笑みをこぼした。桑原本因坊の打った手は、この場の誰にも読めないものだった。まさに妙手。
しかし、本因坊の名にふさわしい一手、と言えるかどうかは佐為の顔を見ると微妙だった。
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